リクシィは、2020年3月~2021年9月に「フォト婚」をした全国の20~30代男女318名を対象に、結婚式に対する意識調査を実施した。調査方法はインターネットリサーチで、調査期間は2021年10月5日~12日。

まず、フォト婚とは別に結婚式を実施するかという質問に対して、実施予定、もしくは実施済と回答した方は78.6%に及んだ。

エリアとしては、北海道(100%)、四国地方(91.6%)、九州地方(80.0%)が、特にフォト婚とは別に結婚式を挙げる方が多い傾向にあるという。

またフォト婚の実施前後で結婚式に対する気持ちの変化について質問すると、実施前は「結婚式を挙げたくない」と思っていた方のうち、実施後に「結婚式を挙げたい」と心境変化があった方は69.1%にのぼっているという。

男女別の回答を見ると、フォト婚実施前後の心境変化に関しては、特に男性の方が「結婚式を挙げたくないと思っていたが挙げたいと思った(42.5%)」と感じていることも分かった。

また、エリアとしては、北海道(54.5%)、中国地方(50.0%)が特に「結婚式を挙げたくないと思っていたが挙げたいと思った」と感じている方が多い傾向にあった。

結婚式を挙げたいと思った理由については、「感謝を伝えたいため(55.3%)」「親孝行のため(52.1%)」「覚悟・けじめをつけるため(33.8%)」と続いた。

同社は今回の調査結果より、コロナ禍により、フォト婚の実施層が増加している一方で、「感謝を伝える」「覚悟・けじめをつける」等、フォト婚では代替出来ない結婚式の意義を求め、フォト婚後に結婚式を検討する方が大多数にのぼっていることが分かったと分析している。特に、当初はフォト婚のみの実施を想定していた新郎新婦も、実施後に「結婚式を挙げたい」と気持ちの変化が見られているという。