JR東日本は5日、ワクチン接種証明書を持参した利用者、PCR結果陰性の利用者らを対象とした東北新幹線の団体専用臨時列車「巡るたび出会う旅号」(E5系10両編成)を12月18日に運行すると発表した。新型コロナウイルス感染症の1日も早い終息を願うとともに、ワクチン接種促進の一助となり、コロナ禍で停滞していた日本経済が早期回復することをめざし、この取組みを実施する。

  • 東北新幹線E5系の団体専用臨時列車「巡るたび出会う旅号」を運行

団体専用臨時列車「巡るたび出会う旅号」は、往復での利用が前提となる旅行会社の専用旅行商品として発売。12月18日に運行され、往路は東京駅8時0分発・新青森駅11時56分着、復路は新青森駅16時10分発・東京駅19時40分着。東京~新青森間の途中停車駅は上野駅、大宮駅、仙台駅、盛岡駅、八戸駅となっている。

参加条件は、新型コロナワクチンを2回接種し、2回目の接種から出発前日までに14日以上経過している人、または出発日の3日前以降に実施したPCR検査・抗原定量検査の結果が陰性反応だった人で、それ以外にも各旅行会社で定める感染防止対策に協力する必要がある。出発日当日の各旅行会社ツアー受付時、ワクチン接種証明書やPCR検査または抗原定量検査の陰性結果の確認が行われるため、関係書類など必ず持参する必要がある。確認が行えなかった場合、旅行に参加できない。

当日の駅構内放送や車内放送にて、マスクの着用や車内での会話は控えめにしてもらうこと、座席は回転させず利用することなど、参加者へ協力の呼びかけも行われ、各旅行会社の受付時に除菌シートの配布も予定している。

「巡るたび出会う旅号」を利用した旅行商品は、阪急交通社、クラブツーリズム、JTBメディアリテーリング、日本旅行、タビックスジャパン、びゅうトラベルサービスにて取り扱う。発売日・旅行代金などの詳細は各社のウェブサイトで確認できる。