リクルートは11月4日、「結婚トレンド調査」の結果を発表した。調査は4月1日~5月10日、同社が企画運営する結婚情報誌『ゼクシィ』の読者およびネット会員のうち、2020年4月~2021年3月に挙式または披露宴・ウエディングパーティーを実施した人を対象に郵送法で行われ、5,385件の有効回答を得た。

  • 挙式、披露宴・ウエディングパーティー総額の平均の推移

    挙式、披露宴・ウエディングパーティー総額の平均の推移

コロナ禍に行われた挙式、披露宴・ウエディングパーティーの総額は、平均で292万3,000円。昨年の調査から70万円減少した。

新型コロナウイルス感染症の影響を聞くと、35.3%が「当初の予定より縮小して実施」しており、縮小した金額は、平均で124万8,000円という結果に。総額について、コロナ禍に伴う緊急事態宣言の発出状況別にみると、1回目の宣言期間中は対昨年比63.8%に落ち込み、解除後に86.8%まで回復。その後、2回目の宣言発出期間中には対昨年比77.4%と再び落ち込んだが、1回目の宣言期間中ほどの落ち込みはみられなかった。

  • 披露宴・ウエディングパーティーの招待客人数の平均の推移

    披露宴・ウエディングパーティーの招待客人数の平均の推移

次に、披露宴・ウエディングパーティーの招待客人数について調べた結果、昨年の調査から23.5人減少し、平均で42.8人という結果に。

また、新型コロナウイルス感染症の影響については、73.4%が「招待・参加人数を縮小して実施した」と回答。招待客人数をコロナ禍に伴う緊急事態宣言の発出状況別にみると、1回目の宣言期間中は対昨年比42.2%に落ち込み、解除後に67.2%まで回復。その後、2回目の宣言発出期間中には対昨年比57.3%と再び落ち込んだものの、1回目の宣言期間中ほどの落ち込みはみられなかった。

  • 招待客一人当たりの挙式、披露宴・ウエディングパーティー費用の平均の推移

    招待客一人当たりの挙式、披露宴・ウエディングパーティー費用の平均の推移

招待客一人当たりの挙式、披露宴・ウエディングパーティー費用の平均は9万8,000円、招待客一人当たりの料理+飲み物費用の平均は1万9,900円と、いずれも増加傾向に。また、一人当たりのギフト費用の平均は6,800円と、昨年の調査から900円増加するなど、招待客一人ひとりへのおもてなしを重視する傾向が見て取れた。