2019年に劇場公開された『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形―』が、今週の金曜ロードショーにて、本編ノーカットで地上波初放送される。その放送を前に、ヴァイオレット役の石川由依から寄せられたメッセージを紹介しよう。
■『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形―』あらすじ
自動手記人形として成長を重ねたヴァイオレットは、良家の子女のみが通う規律の厳しい女学校に通う新たな依頼主・イザベラの元へ教育係として雇われる。次第に心を通わせる二人。やがてイザベラには、生き別れた妹がいることが明らかに― 手紙の代筆を通じて人の心に触れる少女ヴァイオレットが、離れ離れになった姉妹の届かぬ想いをつないでいく。 登場人物それぞれの想いが胸に迫る、心温まる物語です。
●ヴァイオレット役:石川由依のコメント
――テレビシリーズと外伝で、演技で違いを出した部分などはありますか?
外伝は途中で3年の経過があるのですが、いきなり成長しすぎてもいけないし、成長が逆戻りしていてもいけないので、テレビシリーズから地続きに成長しているのを感じられるように意識して演じました。また前半では、(ヴァイオレットが世話役をするイザベラにとって)かっこいい王子様、騎士のような存在でもあったので、いつもより少しキリッと演じるようにしました。
――外伝で好きなシーン、セリフは?
離ればなれになってしまった姉妹…その妹が、姉に手紙を送ろうとする時のヴァイオレットのセリフ「想いが、どうか…届きますように」。このセリフは、この作品に対する私の想いでもあるなぁといつも思っています。
また、妹が遠目から姉を見守るシーンでの妹の瞳がすごく綺麗で、未来を見据えた意思が、揺れる瞳に投影されているように思います。離れていても二人の絆は永遠なんだという事が伝わってきました。
――視聴者へのメッセージ
放送前から想像以上の反響をいただき、驚きと同時にとても嬉しい気持ちでいっぱいです。「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、応援してくださる皆さんの口コミでじわじわと広がっていきました。たくさんの方が誰かに伝えたい、そう思ってくださった結果だと思います。
外伝は、TVシリーズをご覧になったことがない方でも十分楽しんでいただけるはずです。何度観ても新しい発見があり、随所にこだわりを感じます。たくさんのスタッフさんたちの想いや願いが込められたこの作品を、是非多くの方にご覧いただき、みなさんの力で「永遠」にしてほしいです。「想いが…どうか届きますように」
金曜ロードショーでは、本日2021年11月5日(金)に『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形―』を放送。
(C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会