きょう5日のフジテレビのドキュメンタリー番組『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』(毎週金曜24:55~)では、ジャニーズWEST特集の第2話を放送する。

  • (上から時計回りに)桐山照史、中間淳太、藤井流星、重岡大毅、神山智洋、小瀧望、濱田崇裕=フジテレビ提供

藤井流星が「ジャニーズいち仲の良いグループじゃないかと思っている」と語るように、抜群のチームワークが魅力のジャニーズWEST。今年デビュー7周年を迎え、10月には関西ローカルの冠番組が悲願の全国放送になるなど、大きな躍進を遂げている。さらにグループの活動だけではなく、7人それぞれが、ドラマや映画、舞台、バラエティなどで持ち味やスキルを発揮し、着実にキャリアを築いてきた。

メンバーいちのムードメーカーである濱田崇裕はこの夏、初めての連続ドラマ単独主演に挑んでいた。江戸時代から現代にタイムスリップしてきた春画師という役だ。ふんどし姿で、ひと癖あるキャラクターを体当たりで演じていた。濱田は「誰かが成長した瞬間に、このままじゃいけないって思いがわいてくる。それがこのグループは全員が思うから、全員が燃える」と個々の活躍がもたらす相乗効果について語った。

しかし、ドラマの撮影と並行して7周年を記念するツアーで全国を回っていた濱田の体に、思わぬアクシデントが。ツアー最終公演の真っ最中、ステージ上でぎっくり腰を発症してしまう。公演はなんとかやり遂げたものの、翌日は再びドラマ撮影。そこにはスタッフやキャストに支えられながらも、懸命に演技する濱田の姿があった。濱田は「名言集みたいなのが大好きなんですよ。“つらい時ほど笑ってるやつが一番強い”っていうのがあるんですけど、それを癖にしていたんだと思う」と語った。

2月、最年少の小瀧望は、舞台演劇界の権威、優れた演劇人を顕彰する第28回読売演劇大賞の贈賞式に出席していた。昨年主演した舞台『エレファント・マン』で、極端に奇形した外見のため、過酷な人生を歩んだ青年という難役を好演。異形を表現するための特殊な装置は一切使わず、その表現力のみで演じ切った。そして、俳優としての新境地を見せたことが評価され、優秀男優賞と新人賞である杉村春子賞を同時受賞するという快挙を成し遂げた。

さらに今年は、世界最高峰の法廷劇といわれる、アガサ・クリスティ原作の舞台『検察側の証人』に主演。身に覚えのない殺人容疑で逮捕され、無実を訴えるも、妻が夫の犯行を裏付ける証言をしたため窮地に立たされるという複雑な役どころを熱演した。小瀧は「今までやった誰よりも良かった、と言われるくらいのお芝居をするだけだと思っています」と力強く話した。そんな25歳の小瀧を、濱田は「多分35歳の考え方を持っているんですよ。ほんまに大人やなと思うし真面目。あそこまで真面目なのも珍しい。成長しているし吸収力が半端ない」と語った。

デビューしてからも常に自分たちの道を模索してきた彼ら。7周年を迎え、個々での活動にもスポットライトが当たり始めた今、何を考え、どこを目指すのか。互いを認め合うその思い、そして7人で新たなステージへと突き進む姿に迫る。

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