ニコンとニコンイメージングジャパンは10月28日、Zマウントのミラーレスカメラにおけるフラッグシップモデル「Z 9」の発表にあわせて、交換レンズ「NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S」「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」を発表した。両製品ともに2022年2月中の発売を予定しており、希望小売価格は100-400mmが385,000円、24-120mmが154,000円。

NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S

開放絞りから極めて高い解像性能を備えた「S-Line」に属する製品。本体重量は約1,355gと軽量で、さらにズーム時でも重心の変化を大幅に抑制するというニコン初の「重心移動レス機構」を採用する点が特徴。高い描写性能と操作性で、プロフェッショナルフォトグラファーの撮影もサポートするという。

  • NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S

フォーカス機構はSTM(ステッピングモーター)を搭載して高速・静粛なAFが可能。スーパーEDレンズやEDレンズを組み合わせて軸上色収差を低減し、ゴースト・フレアは「ナノクリスタルコート」と「アルネオコート」で抑制。ズームリングの回転角は80度と小さく、鏡筒は高い防塵防滴性能や耐候性、フッ素コートによる防汚性能を備えている。その他の主な仕様は以下の通り。

  • 焦点距離:100mm-400mm
  • レンズ構成:20群25枚(EDレンズ6枚、スーパーEDレンズ2枚、ナノクリスタルコート、アルネオコート、最前面のレンズ面にフッ素コート)
  • 絞り羽根:9枚(円形絞り)
  • 最小絞り:F32~F40
  • 最短撮影距離:0.75~0.98m(ワイド端~テレ端)
  • 最大撮影倍率:0.38倍
  • フィルターサイズ:77mm
  • 本体サイズ:98×222mm
  • 重さ:1,355g(三脚座なし)、1,435g(三脚座あり)
  • 付属品:レンズキャップ「LC-77B」、裏ぶた「LF-N1」、レンズフード「HB-103」、レンズケース「CL-C3」

NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

  • NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

NIKKOR Z 24-120mm f/4 SもS-Lineに属し、120mmまでの全域で高い光学性能を発揮するという交換レンズ製品。F4の明るさでボケを生かした作品作りを行えるほか、STMによる高速なAFで快適に撮影可能。最大撮影倍率も0.39倍と高く、1本でさまざまなシーンで活躍できるという。その他の主な仕様は以下の通り。

  • 焦点距離:24mm-120mm
  • レンズ構成:13群16枚(EDレンズ3枚、ED非球面レンズ1枚、非球面レンズ3枚、ナノクリスタルコートあり、アルネオコートあり、最前面のレンズ面にフッ素コートあり)
  • 絞り羽根:9枚(円形絞り)
  • 最小絞り:F22
  • 最短撮影距離:0.35m(ズーム全域)
  • 最大撮影倍率:0.39倍
  • フィルターサイズ:77mm
  • 本体サイズ:84×118mm
  • 重さ:約630g
  • 付属品:レンズキャップ「LC-77B」、裏ぶた「LF-N1」、レンズフード「HB-102」、レンズケース「CL-C2」