ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンは、今年9月に開催した事業戦略説明会で、「glo」としては初めてとなる専用たばこスティック「LUCKY STRIKE for glo」シリーズから2 銘柄などを、11月より順次発売することを発表した。
新製品の発売に際してオンライン新製品体験会が10月26日に開催。同社のマーケティング担当者から新製品の発売に至った背景や「LUCKY STRIKE」ブランドに関するプレゼンが行われた。
“本質志向型消費者”に刺さる新製品
2016年、仙台市でのシリーズ1の発売から歴史がスタートした「glo」。
「glo pro」「glo hyper+」といったシリーズのリリースを経て、2021年1月に5代目となる「glo hyper+」を発売し、それから約10ヶ月が経過した現在、「glo」のユーザーは300万人を突破しているという。
この11月から順次販売される「LUCKY STRIKE for glo」シリーズは、そのさらなる成長のため、同社が喫煙者に占める最大のセグメントとして約970万人と見込む“本質志向型消費者”に向けた商品となっている。
伝統に対する高い信頼やこだわりを持つという本質志向型消費者。加熱式への興味・関心は非常に高いものの、実際の移行には至っておらず、紙巻きたばこのユーザー層がまだまだ存在していると指摘し、その背景として大きく次の3つの要因を挙げた。
「まずひとつ目は味わいです。たばこ本来の味わいを求める方にとって、味わいへの懸念は加熱式への移行の大きな障壁ででしょう。二つ目は手軽さ。ライターで火をつけてすぐに楽しめる紙巻とは違う操作性の煩雑さ、充電に関する懸念などもバリアになっていると考えられます。三つ目は価格で、紙巻きから加熱式に移行する際はデバイスとスティックを両方買わなければいけない。価格に見合う価値をシビアに判断する方が多いと分析しています」
そんな本質思考型消費者が気になる3つのポイントを踏まえ、「glo」ファミリーに加わることになった銘柄が、「LUCKY STRIKE for glo」シリーズだ。約150年の歴史を誇る「LUCKY STRIKE」の伝統の味わいを加熱式で、しかも12本入り290円という加熱式たばこ市場で手に取りやすい価格で提供する。
「LUCKY STRIKE」の歴史を踏襲したスティック
「「glo hyper+」は980円で販売をしており、ボタンひとつで高い満足感を得られる最新デバイス。煩雑さに懸念があるお客様に対し、伝統の味を手軽なデバイスで楽しめる新しい加熱式たばこの体験を、今回「LUCKY STRIKE」で生み出していきたいと思っています」
「LUCKY STRIKE」は1871年、今から約150年前に誕生し、1952年に初めて日本に上陸したたばこブランド。1998年にブランド初のメンソールを発売し、2017年にはより精巧にタバコ葉を刻むことで、より深い味わいを実現する「エキスパートカット」を発売した。 また、昨年には150周年を記念した限定パッケージのほか、今年2021年には初のカプセル搭載銘柄となる「ブラックシリーズ」などの銘柄を発売。さまざまな技術を駆使しながら、たばこ本来の味わいを突き詰めてきた歴史を持つ。
「glo」専用たばこスティック「LUCKY STRIKE for glo」ではこだわり抜いた2種類の味わいのスティックの発売とのことで、それぞれの違いについて解説した。
「「ラッキー・ストライク・ダーク・タバコ」は紙巻きの雰囲気が感じられるよう、ティッピング部分がコルクのデザインになっています。より濃厚なコクを感じたい方、紙巻でいうと高タール10 mg以上をお使いの方におすすめのスティックです。一方、少し淡い色合いのパッケージの「ラッキー・ストライク・リッチ・タバコ」は、紙巻でいうと中タール、6 mg程度のタールレベルをお使いの方におすすめです。コクはありつつ、滑らかでスムーズな味わいを楽しみやすい製品となっています」
特に「ダーク」はタバコ本来の風味や深みのある味わいをより強く感じられるように、最高品質のタバコ葉と新製法「ジェルテクノロジー」を採用している点も特徴的だ。 「一般的な加熱式のスティックの作り方とは異なり、タバコ葉をより純粋な状態でスティックの中に残すことで、加熱したときによりたばこ本来の味わいを感じやすい設計になっています」
製品開発では有害性物質90~95%カットの要件を満たしながら、紙巻きたばこならではのコクのある味わい、「LUCKY STRIKE」ならではの伝統の味わいを再現することが課題となった。しかし、トライアルと専門家の製品評価を重ねながら、独自に作り上げたブレンドによってその味わいを再現している。
数量限定モデルのデバイスもカッコいい!
2銘柄それぞれ12本入り290円で「LUCKY STRIKE for glo」が11月8日より全国発売されることを記念し、「glo hyper+」の限定デザインモデル「リーフエディション」も11月15日、980円で全国発売される。
「glo hyper+」1回の充電で約20回の連続使用が可能で1日バッテリーの心配をせずに済み、ボタンひとつですぐ楽しめてメンテナンスも簡単。特に新ブーストモード搭載し、しっかりとした吸いごたえを提供する「glo hyper+」は、加熱式への移行を検討中の人も手に取りやすいデバイスとなっている。
また、今回のイベントでは11月1日にポーラーミントとルビーベリーの2つのフレーバーで販売された「Veloポケット」についても紹介された。
歯茎に挟んで使用する煙などを出さずシーンを選ばずに楽しめるオーラルタバコ「Velo」はスウェーデン、デンマークの2カ国でナンバーワンのニコチンパウチ。「Veloポケット」は価格100円で5パウチ入りと、まだオーラルタバコの経験がない人でも手軽に試しやすい仕様となっている。
こちらもこの機会にぜひ挑戦してみてはいかがだろうか