Shure、イヤーフックのない完全ワイヤレス「AONIC FREE」

Shure(シュア)は、イヤーフックのない完全ワイヤレスイヤホン「AONIC FREE」を12月3日に発売する。価格はオープンプライス。事前予約を受け付けている完実電気オンラインストアでは、25,960円で販売している。カラーはグラファイトグレイ。

手のひらサイズのコンポーネントの中に各種エンジニアリングを詰め込み、従来のShureのイヤホンと同じ構造を採用。シュアではイヤーフック付きで耳掛けスタイルの「AONIC 215」を発売しているが、AONIC FREEはイヤーフックのない、耳にフィットする形状となっている。

シングルダイナミックドライバーと独自設計のヘッドホンアンプを搭載し、クリアなサウンドと豊かな低域を実現。ノイズキャンセリング機能は備えていないが、電気的な処理を行わない高遮音性テクノロジーで周囲のノイズを抑え、臨場感あるリスニング体験が楽しめるという。外部ノイズ減衰量は最大37dB。

イヤホン本体にボタンを備え、音量調整や再生、着信応答などの操作が行える。外音取り込みモードも装備し、イヤホンのボタンを押すか、iOS/Android用の「ShurePlus PLAYモバイルリスニングアプリ」のPausePlus機能を使い、音楽を一時停止すると自動で外音取り込みがオンになる。

Bluetooth 5.0に準拠し、コーデックはaptX、AAC、SBCをサポート。ハンズフリー通話にも対応する。通話に特化した設計のビームフォーミングマイクを左右イヤホンに搭載し、クリアな音質で通話できるとしている。

カスタマイズ可能なハードウェアEQ(イコライザー)も装備。ShurePlus PLAYアプリで複数のプリセットの中から選んだり、カスタムEQを作成したりできる。設定したEQはイヤホンに保存できるため、ストリーミング再生時などでもEQ設定が有効になる。

連続再生時間は最大7時間。充電ケースから2回追加でフル充電でき、最大21時間音楽を聴ける。イヤホン本体は汗などへの耐久性を高め、厳格な品質と耐久性のテストに合格。長く使用できるように設計したという。フォームタイプのイヤーピース(S/M/L)と、USB-C充電ケーブルなどが付属する。