毎年恒例の「『現代用語の基礎知識』選 2021ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネートが4日に発表され、「イカゲーム」「うっせぇわ」というエンタメ分野の言葉や、「ゴン攻め/ビッタビタ」「13歳、真夏の大冒険」といった東京オリンピック関連の言葉など30語が選ばれた。トップテンと年間大賞は、12月1日に発表される。

東京オリンピック・スケボーの実況を担当したフジテレビの倉田大誠アナウンサー

「イカゲーム」はNetflixが9月に配信した韓国のドラマで、世界的ヒットに。「うっせぇわ」は昨年10月に配信限定で発表された現役女子高校生・Adoが歌う楽曲で「うっせぇうっせぇうっせぇわ」というフレーズが話題となった。こうした配信コンテンツからのワードがノミネートされた一方、バラエティ・ドラマといったテレビ番組や、お笑い芸人のギャグ・フレーズは候補に選ばれなかった。

オリンピック関連では「ゴン攻め/ビッタビタ」「13歳、真夏の大冒険」というスケボー以外にも、「エペジーーン」(フェンシング)、「カエル愛」(ボクシング)、「チキータ」(卓球)、「チャタンヤラクーサンクー」(空手)、「ピクトグラム」(開会式)、「ぼったくり男爵」(バッハ会長)、そしてパラリンピック・ボッチャでで金メダルを獲得した杉村英孝選手の得意技「スギムライジング」がノミネートに入った。

これらを含む、ノミネート30語は以下のとおり(50音順)。

「イカゲーム」「うっせぇわ」「ウマ娘」「SDGs」「NFT」「エペジーーン」「 推し活」「親ガチャ」「カエル愛」「ゴン攻め/ビッタビタ」「ジェンダー平等」「自宅療養」「13歳、真夏の大冒険」「ショータイム」「人流」「スギムライジング」「Z世代」「チキータ」「チャタンヤラクーサンクー」「ととのう」「フェムテック」「副反応」「ピクトグラム」「変異株」「ぼったくり男爵」「マリトッツォ」「黙食/マスク会食」「ヤングケアラー」「リアル二刀流」「路上飲み」

今年の選考委員は、姜尚中氏(東京大学名誉教授)、金田一秀穂氏(杏林大学教授)、辛酸なめ子氏(漫画家・コラムニスト)、俵万智氏(歌人)、 室井滋氏(女優・エッセイスト)、やくみつる氏(漫画家)、大塚陽子氏(『現代用語の基礎知識』編集長)の7人。