河合塾グループは11月2日、「QSアジア大学ランキング2022」を発表した。それによると、日本は108校がランクインし、中国本土、インドに次ぐアジア3位となった。
「QS アジア大学ランキング 2022」第1位は、4年連続で「シンガポール国立大学」となった。続く2位は、前回7位からランクアップした「北京大学」(中国本土)、3位には、「香港大学」(香港特別行政区)と「南洋理工大学」(シンガポール)がランクインした。
日本は中国本土(126校)、インド(118校)に次ぐアジア3位の108校がランクイン。そのうち、前回と比べ36校が順位アップ、65校がランクダウン、5校が同順位、2校が初ランクインとなった。
日本のトップは「東京大学」で、前回より4つ順位を上げてアジア第11位にランクイン。次いで「京都大学」が15位、「東京工業大学」が21位、「大阪大学」が22位、「東北大学」が23位にランクイン。「東京大学」は、国内外の学術関係者や雇用者間における大学の評判を測る指標「Academic Reputation(学術関係者からの評判)」と「Employer Reputation(雇用者からの評判)」において、それぞれアジア1位に選出された。
「Employer Reputation(雇用者からの評判)」に関しては、引き続き、海外の雇用者から日本の大学は高い評価を受けており、上位100位内に日本の大学が14校ランクイン。これはどの国よりも高い割合となっている。また、一般的に日本の大学は「Faculty/Student Ratio(ST 比)」の点で優れており、上位100位内に日本の大学は30校。一方、「Citations per Paper(論文あたりの被引用数)」の指標では5校のみにとどまった。