ベネッセホールディングスは11月2日、「たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング」を発表した。同ランキングは、1月1日~9月28日に生まれた新生児21万1,039名(男の子10万5,784名、女の子10万5,255名)を対象に、名前や読み、漢字などについて調査・集計したもの。
2021年、男の子に付けられた「赤ちゃんの名前ランキング」の結果、4年連続で「蓮」(同:れん)が1位となり、トップ3にランクインしたのは14年連続。続いて、2位「陽翔」(同:はると)、3位「蒼」(同:あおい)、4位「樹」(同:いつき)、5位「湊」(同:みなと)とトップ5は昨年から変動がなく、人気の名前の定着がうかがえる結果に。
以下、同率5位に「朝陽」(同:あさひ)、7位「碧」(同:あお)、8位「大翔」(同:ひろと)、9位「律」(同:りつ)と続き、10位には、昨年17位から大きくジャンプアップした「暖」(同:だん)が初のトップ10入りを果たした。また、一文字名前の人気が高く、トップ10内に7つランクインした。
一方、女の子に付けられた「赤ちゃんの名前ランキング」では、「陽葵」(同:ひまり)と「紬」(同:つむぎ)が同率1位に。「陽葵」は6年連続で1位を獲得、「紬」は初の1位となった。
以下、3位「凛」(同:りん)、4位「芽依」(同:めい)、5位「葵」(同:あおい)、6位「陽菜」(同:ひな)、7位「澪」(同:みお)、8位「莉子」(同:りこ)、9位「結菜」(同:ゆいな)、10位「杏」(同:あん)がランクイン。男の子と同様に一文字の名前の人気が高く、トップ10内に一文字の名前が5つランクインした。
読みランキングでは、男の子は、1位「はると」、2位「りく」、3位「みなと」となり、「はると」は13年連続で1位に。女の子は近年人気を上げてきた「えま」が初の1位を獲得し、次いで「みお」、「つむぎ」と続いた。そのほか、男女ともに「あおい」と「ひなた」も上位にランクインし、男女共通の人気の読みであることがうかがえた。
漢字ランキングでは、男の子は「翔」が2年連続、女の子は「花」が4年連続の1位に。以下、2位〜5位の順に、男の子は「斗」「大」「陽」「太」がランクイン、女の子は「菜」「莉」「乃」「結」と続いた。
また今回、赤ちゃんの名前を考えた「たまひよのアプリ」利用者3,751名を対象に、名づけで重視したことを聞いたところ、「読み・音の響き」(61.9%)、「画数」(47.5%)、「漢字の持つ意味」(46.2%)が上位となった。