スタッフサービス・ホールディングスは11月2日、「仕事の本音」をテーマとした調査結果を発表した。調査は9月11日~13日、16歳〜60歳の働く4世代「Z世代」「ミレニアル世代」「就職氷河期世代」「バブル期世代」の4,000名(各世代1,000名)を対象にインターネットで行われた。

  • 仕事を辞めたいと思った理由

    仕事を辞めたいと思った理由

同調査における各世代の定義は、調査時点で16~25歳が「Z世代」、26~40歳が「ミレニアル世代」、41~50歳が「就職氷河期世代」、51~60歳が「バブル期世代」。

はじめに、仕事を辞めたいと思ったことがあるかを聞いたところ、Z世代では約8割が、その他の世代では9割近くが「ある」と回答。仕事を辞めたいと思った理由を聞くと、Z世代のみ「給与」がトップとなり、ミレニアル世代は「人間関係」に加え、「仕事量」や「労働時間」が上位にランクイン。また、就職氷河期世代は「人間関係」のスコアが4世代の中で最も高く、上司と部下の板挟みになるなど、人間関係のストレスが大きいよう。バブル期世代は、「人間関係」に次いで「評価・人事」が2位にランクインした。

さらに、職場に存在する「謎のルールやしきたり」を教えてもらったところ、「創業者宅へ賞与の御礼」「チェックシートの無限スパイラル」「謎のかけ声『ピシャリ』」「雨でも外でラジオ体操」「社員同士、すれ違うときは立ち止まって敬礼」「サラダバーしかない社員食堂」といった内容が寄せられた。

  • 仕事のストレス発散法

    仕事のストレス発散法

続いて、仕事のストレス発散法を教えてもらい、男女世代別に上位5位までを見てみたところ、Z世代では「家族・友人と話す」が男性1位、女性2位となり、バブル期世代は男女ともに「旅行にいく」が1位という結果に。

また、ミレニアル世代では、男女ともに他の世代の上位にはランクインしていない項目が見られ、男性の5位に「ゲームをする」が、女性の5位に「買い物」がそれぞれランクイン。就職氷河期世代の男性は全体的にスコアが低く、ストレス発散法を持っている人が少ないことがうかがえた。

  • 働きたい職場の条件

    働きたい職場の条件

次に、働きたい職場の条件を聞いたところ、いずれの世代でも「給与」が1位に。続く2位には、Z世代とミレニアル世代では「有給が取りやすい」が、就職氷河期世代・バブル期世代は「人間関係が良い」がランクイン。そのほか、「休日が多い」「有給が取りやすい」「適切に評価される」なども上位にあがった。