映像ストリーミングサービス大手の米Netflixは11月2日(現地時間)、同社のサブスクリプションサービスをゲームに拡大する「Netflix Games」の提供を開始した。モバイルデバイスで遊ぶゲームから展開しており、同日からNetflixメンバーがAndroid用の5つのゲームを遊べるようになった。iOSへの提供も計画している。

Netflixを契約しているメンバーは、映画やドラマ、ドキュメンタリーなど映像コンテンツに加えてNetflix Gamesのゲームを自由に遊べる。ゲームに広告は表示されず、ゲーム内課金も発生しない。映像コンテンツと同様、純粋にコンテンツを楽しめる。Netflixはゲームを「新たなコンテンツカテゴリー」と位置付けており、同社のIP(知的財産)も活かしたユニークな新サービス展開で競合との差別化を図る。

第一弾のゲームは、人気ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」を題材にした「ストレンジャー・シングス: 1984」と「ストレンジャー・シングス3: ザ・ゲーム」、ダーツガンとバスケットボールを組み合わせた「シューティングフープス」、カードゲーム「カードブラスト」、バランスゲーム「ティーター」など。ゲームはGoogle Playストアで配信しているが、「Netflix」アプリでもNetflix Gamesのゲームを紹介し、利用者が映画やTV番組・ドラマとともにゲームを見つけて遊べるようにする。

ゲームはNetflixがサービスを展開する多くの国の言語に対応しており、日本語設定の端末では自動的に日本語になる。ゲームプレイはユーザープロフィールに紐づけられ、同じアカウントを共有する家族がそれぞれ楽しめるが、キッズプロフィールでは利用できない。映像コンテンツと同じように、保護者が子供の利用を管理できるようになっている。