日本オーディオ協会は、オーディオ・ビジュアル関連の機関誌「JASジャーナル 2021年秋号」を同協会のWebサイトで無料公開した。Dolby Atmosなどのイマーシブオーディオ(立体音響)に関する情報を多数掲載。また、75周年を迎えたJBLブランドの軌跡も取り上げている。
Dolby Atmosの記事では、基本的な技術内容と活用事例、Apple MusicとAmazon Music HDで配信中のDolby Atmos Music、車載向け「Dolby Atmos for cars」について、ドルビージャパンの大沢幸弘社長が紹介する。
また、ソニーPCLが目指すイマーシブサウンドスタジオについて、同社のサウンドスーパーバイザーを務める喜多真一氏が詳細なレポートを寄稿。3Dオーディオコンテンツの制作環境構築に向けたスタジオ改修の様子を、図版を交えて説明している。
ほかにも、アコースティックフィールドの久保二朗代表取締役による高音質バイノーラル技術「HPL」の技術解説や、シャープ スマートディスプレイシステム事業本部 オーディオ事業部の杉山道則氏による立体音響技術「OPSODIS」搭載シアターバー「8A-C31AX1」の紹介記事も載せている。
2021年に75周年を迎えたJBLブランドの軌跡をたどる記事では、ハーマンインターナショナルのサウンドエバンジェリスト 藤田裕人氏がその歴史を振り返り、各部門の歩みを紹介。JBLを代表するさまざまなスピーカーを取り上げ、映画・音楽産業や車載用オーディオ、近年のパーソナルオーディオの動向についても掘り下げている。
目次
- 連載:思い出のオーディオ Vol.4
日本オーディオ協会 会長 小川 理子 - Dolby Atmosによるエンターテインメントの変革
ドルビージャパン株式会社 代表取締役社長 大沢 幸弘 - 3Dオーディオコンテンツ制作拡大を目指したスタジオリニューアル
ソニーPCL株式会社 技術部門 アドバンスドプロダクション2部 テクニカルプロダクション1課
サウンドスーパーバイザー 喜多 真一 - 今すぐに楽しめるバイノーラル音楽作品と高音質バイノーラル技術「HPL」
株式会社アコースティックフィールド 代表取締役 久保 二朗 - 22.2マルチチャンネル音響信号の入力に対応した立体音響技術「OPSODIS」搭載シアターバーシステム
シャープ株式会社 スマートディスプレイシステム事業本部
オーディオ事業部 杉山 道則 - JBLブランド75年の軌跡
ハーマンインターナショナル株式会社
ライフスタイルオーディオ コンシューマプロダクトマーケティング部
サウンドエバンジェリスト 藤田 裕人 - 【JASインフォメーション】
2021年度 第2回 理事会 / 運営会議 報告 - こちらJASジャーナル編集局
「JASジャーナル2021年秋号」が発行されました。今回はイマーシブオーディオに関する情報が盛り沢山。さらにはJBLブランド75周年の記念寄稿も!https://t.co/dAMECyZjvR pic.twitter.com/wVOmIbf3BL
— 【STAY HOME, PLAY AUDIO】JAS 日本オーディオ協会 (@JASaudio) November 1, 2021