Works Human Intelligenceは11月2日、「中高年人材の働き方」に関する調査結果を発表した。調査は8月13日~9月30日、同社ユーザーの国内大手企業54社を対象にインターネットで行われた。
調査結果は以下の通り。まず、「(中高年人材の状態変化とサポート)課題感の有無」に関して聞くと、「自律的なリスキル(学び直し)の必要性」「教育・研修、学びの場の少なさ」「成長意欲、チャレンジの乏しさ」などがあった。
そして、特に課題感の高いものについて、「50歳以上の方に対する教育研修の機会があまりないので充実させたい」「専門性やスキルが時代によって変わっているにもかかわらず、昔取った杵柄や過去の成功体験に引きずられている人がいる」「40代から 50代にかけて、ライン管理職となっている者が多く、多忙のために自己研鑽の時間が取れない」などのコメントが寄せられている。
また、「キャリア形成や学び直しのための研修制度の有無」を聞くと、「ある」(23.2%)、「検討中」(25.0%)、「ない」(51.8%)となっている。
さらに、「仕事を自ら選択するしくみの有無」を尋ねると、「ある」(23.2%)、「検討中」(1.8%)、「ない」(75.0%)となった。そして、「キャリアの複線型制度の有無」を聞いたところ、「ある(本人選択)」(10.7%)、「ある(上長・部門長が選択)」(12.5%)、「ある(評価で自動決定)」(5.4%)、「ない」(71.4%)という結果だった。