AtCoderは10月30日、「AtCoder競技プログラマー就職企業人気ランキング2021」を発表。調査は8月、AtCoderIDをもつ競技プログラマー219名(学生113名、社会人95名、その他11名)を対象にオンラインアンケートにて行われた。

  • 「AtCoder競技プログラマー就職企業人気ランキング2021」

    「AtCoder競技プログラマー就職企業人気ランキング2021」

学生が選ぶ「AtCoder競技プログラマー就職企業人気ランキング2021」では、競技プログラミングコンテスト「Google Code Jam」を開催する「Google」が1位を獲得。続いて、競技プログラマーが多く在籍する「Preferred Networks」「ヤフー」が同率2位。3位には、インターンやアルバイトで競技プログラマーを積極的に受け入れている「フューチャー」がランクインした。また、非IT企業も多くの学生から支持されており、「トヨタ」「ソニー」「NEC」「鹿島建設」「キーエンス」などが上位にランクインした。

社会人が選ぶ「AtCoder競技プログラマー就職企業人気ランキング2021」でも、「Google」が1位を獲得。続く2位に「Amazon」、同率3位に「マイクロソフト」「Preferred Networks」「リクルート」がランクインするなど、GAFAMや有名IT企業が上位に。そのほか、AtCoderのコンテスト協賛や、競技プログラマーに馴染みが深い「キャディ」「Indeed」「鹿島建設」「フューチャー」「エムシーデジタル」も上位にランクインした。

選定理由を見ると、学生・社会人ともに、「給与や賞与が高い」「成長できる環境」「優秀な先輩(エンジニア)がいる」「福利厚生制度が充実している」「社会貢献度が高い」が上位5位とんったほか、社会人競技プログラマーでは、「一般的に著名な企業である」と「既に競技プログラマーが入社している」が同率7位に。

希望業種については、学生・社会人ともに「ソフトウェア」「インターネット」が上位に。また、希望職種の上位5位をみると、学生は、上から「研究職」「ソフトウェアエンジニア」「データサイエンティスト」「システムエンジニア」「総合職」と続き、専門職が上位に来る一方で、システムエンジニアや総合職を希望する回答も。

一方、社会人が希望する職種は「ソフトウェアエンジニア」が最多。次いで「データサイエンティスト」「Webエンジニア」「研究職」「サーバエンジニア」「システムエンジニア」と続き、学生に比べるとエンジニア職種が上位にランクインする結果となった。