テレビ朝日系バラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』の、毎月第4金曜(24:50~※一部地域を除く)への枠移動初回「金曜深夜お引っ越し記念 若林正恭先生による特別授業!」が10月29日に放送された。

  • 平成ノブシコブシ・吉村崇(中央)=テレビ朝日提供

11月に放送9年目に突入する『しくじり先生』。放送開始当時から比べると、若林正恭をはじめメンバーはすっかりベテラン芸人の領域に。しかし若林のアイデアで意識調査を行ったところ、「現状に満足していないわけではないが、決してこのままでいいと思っていない」という共通点が発覚する。心理学で“中年の危機(ミッドライフ・クライシス)”と呼ばれる30代後半から50代手前の大人に起こりがちな問題について「“脱・中年の危機”我々の未来について考えよう!」と題し、本音をぶつけ合う特別授業を展開。春日俊彰も「しくじり学園」の校長として授業に立ち会った。

今回フィーチャーされた吉村は「今の自分には20代の頃のような勢いがない」「お笑いの天下は20代じゃないと取れないのかもしれない」「ここ10年くらい、年上に向けて仕事をしてきた感覚しかない」と次々と本音を激白。しかし吉村に対してハライチ・澤部佑は「“今だ!”と思ったら大きな声を出して前線に乗り込んでいく姿はかっこいい」、アルコ&ピースの2人も「爆発力、突破力がスゴイ」(酒井健太)、「“平場の天才”。平場の立ち回りでは芸能界のトップ5に入る。同世代からするとちょっと怖い存在」(平子祐希)と、それぞれリスペクトしていることを明かす。さらに酒井から「特に『しくじり先生』では20代の頃の爆発力、突破力を出せていると思う。吉村さんを見ているとワクワクする」と畳みかけるように評されると、「久々に“ワクワクする”って言われた……。いつからか“現場にいると安定する”と言われるようになって……」と考え込み、続いて平子から「吉村は“吉村”というジャンルを築いて独走している」と分析され、「うれしすぎて言葉にならない……」と吉村。

そんなやりとりをモニタリングルームで見ていた相方の徳井健太は突然、吉村に「このお笑い界で、死ぬ覚悟ありますか?」と斬り込み、「“平場の天才”と言われて、内心、怒らなきゃいけない。“オレはそのレベルじゃない”と……!」「前に出るのもシュート打つのも当たり前。その上で超カッコイイゴールを決めることを目指すべき。もう目標意識を切り替えていい頃」「吉村はミッドフィルダーではない。センターフォワードでいるべきだと思う」と叱咤激励する。吉村は思わず、「空気、読みすぎたかーー」と自身のこれまでを振り返ってポツリ。「“オレが点数を入れなくてどうすんだよ”という思いになりました!」と奮起した。

現在本授業はABEMAで見逃し配信中。続編となる「澤部+アルピー版」は5日21時にABEMAで配信される。