ピクシブは10月31日、3Dキャラクター制作ソフトウェア「VRoid Studio」の正式版の提供を開始した。配布はVRoid Studio公式ページのほかにSteamでも行われており、無料で利用可能。WindowsとmacOSの両方に対応する。
人型の3Dキャラクターを作成できるPC向けのソフトウェア。2018年8月にベータ版という形で公開されており、今回正式版の提供が始まった形となる。ソフト自体の利用は無料で、さらに自分で作ったキャラクターは商用・非商用を問わずさまざまな用途に利用できる。(第三者のデータを用いた場合はそのライセンスに則る必要がある)。
多数のパラメータで外見をかんたんに調整でき、直感的なUIでキャラクターを作れる点が特徴。ペンツールでは絵を描くように髪型を設定できるほか、テクスチャは直接3Dモデルに書き込める。350種類以上のプリセットアイテムを内蔵し、アレンジの土台にすることもできるという。
正式バージョンでは顔のパラメータ項目を増強してデザインの自由度を高めたほか、男女で別だった素体モデルを共通化。アクセサリー機能では「けもみみ」の搭載に対応し、形や長さ、丸みを自由にデザインできる。3Dモデルに着せる「アバターウェア」の制作も強化し、複数枚の服を着る「重ね着」が利用できるようになっている。
ダウンロードはVRoid Studio公式ページから行えるほか、Steamからでも利用可能。ベータ版で制作したキャラクターを正式版で読み込むコンバート機能も搭載しており、製作したデータを引き継ぐこともできる。