PIAZZAは10月29日、「都市部30〜40代ファミリー層の自動車の所有やニーズに関する調査」の結果を発表した。調査は10月19日〜20日、都市部(東京都、神奈川県、大阪府、千葉県、愛知県、兵庫県など)に住む30〜40代の男女1,088名(男性25%、女性74%)を対象にWebで行われた。

  • 自動車所有台数

    自動車所有台数

自動車所有台数について質問したところ、「1台」が44%、「2台」はわずか6%にとどまり、約半数の人が「所有していない」(49%)ことが明らかに。その割合は東京23区とそれ以外の地域で比べると顕著で、東京23区では67%が自動車を所有しておらず、それ以外では35%という結果となった。

運転頻度については、「週に1〜2回」(36%)、「ほぼ毎日」(34%)、「週に3〜4回」(19%)と、9割近くの人が週に1度以上運転しているとのこと。また、運転目的を聞くと、「買い物」(91%)が圧倒的多数となり、次いで「旅行・ドライブ」(65%)、「家族の送迎」(52%)と続き、「通勤・通学」は29%にとどまった。

  • 現在所有している自動車に対する不満

    現在所有している自動車に対する不満

続いて、現在所有している自動車に対する不満について聞いたところ、46%が「不満はない」と回答。一方、「維持費」(24%)、「サイズ感」(21%)、「燃費性能」(19%)など、何かしらの不満がある人は54%となった。

そこで、どういった点が改善されれば追加購入や買い替えの検討につながるかを聞いたところ、「維持費」(30%)や「コストパフォーマンス」(25%)、「燃費性能」(22%)が上位に。一方、どのような改善がなされたとしても「検討するつもりはない」と回答した人は36%だった。

  • 自動車を所有していない理由

    自動車を所有していない理由

次に、自動車を所有していない人を対象に調査を実施した。まず、自動車を所有していない理由を尋ねたところ、「公共交通で事足りる」(81%)、「購入費・維持費がかかる」(71%)、「利用頻度が少なくレンタカーやカーシェアで充足」(48%)、「駐車場事情」(39%)が上位に。とりわけ、東京23区では「購入費・維持費」や「レンタカーやカーシェアで充足」、「駐車場事情」等の比率が、それ以外の地域と比べて高かった。

また、自動車があると便利だと感じる場面を聞くと、「旅行・ドライブ」(87%)、「買い物」(63%)、「家族の送迎」(35%)が上位となり、「通勤・通学」はわずか3%という結果に。

さらに、自動車の購入を検討するタイミングについては、「ライフステージの変化」(47%)が最も多く、次いで「経済的な余裕」(40%)、「駐車場事情の緩和」(27%)と続いた。

  • 運転免許証の自主返納について

    運転免許証の自主返納について

次に、運転免許証の自主返納について聞いたところ、免許所有者の72%が「いずれ返納を検討したい」、28%が「返納したくない」と回答。

自主返納を検討する際の状況を聞くと、「特定の年齢を迎えたら(70代)」が最も多く41%。次いで「運転が不要になったら」(16%)、「特定の年齢を迎えたら(80代)」(12%)、「特定の年齢を迎えたら(60代)」(10%)と続き、63%がある一定の年齢に達した時点で返納を検討していることが分かった。

一方、返納したくないと回答した人に理由を尋ねたところ、「自動車が運転できないと不便だから」(38%)、「自主返納するメリットがないから」(36%)、「自動車の運転が好きだから」(10%)が上位に並んだ。