学生就業支援センターは10月28日、23卒大学生を対象とした学生調査「夏期インターンシップ参加学生追跡調査」の結果を発表した。同調査は10月8日~15日、2023年卒予定の大学生192名を対象に、SNSによるWEBアンケート方式で実施した。

  • 夏期インターンシップを通じて、知りたかったことを知ることができましたか

    夏期インターンシップを通じて、知りたかったことを知ることができましたか

夏期インターンの参加状況について聞くと、75%が参加したと回答した。

夏期インターンシップを通じて、知りたかったことを知ることができたか尋ねたところ、71.5%が「できなかった」、28.5%が「できた」と答えた。「知りたい」と期待していた企業情報、「職場の雰囲気」(35.1%)がもっとも多く、「先輩上司の人柄」(17.9%)、「働き方、ワークライフバランス」(16.7%)が続いた。

参加したインターンシップの開催手法について聞くと、68.1%が「全てオンラインインターン」と答えており、オンライン開催が多数を占めた。この結果から、学生が知りたかった「臨場感のある企業の様子」をオンライン開催のインターンシップでは知ることができなかったと考えられる。

  • 参加したインターンシップの開催手法

    参加したインターンシップの開催手法

参加した夏期インターンシップで、印象的だった内容・コンテンツについて尋ねると、「会社の雰囲気がわかるコミュニケーション」が多く、実務体験と並んで評価されていることがわかった。

  • 参加した夏期インターンシップで、印象的だった内容・コンテンツ

    参加した夏期インターンシップで、印象的だった内容・コンテンツ

「職場の雰囲気が良いと感じた場面」については、「社員同士が仲良く話しているとき」など、社員間のコミュニケーションの様子から職場の雰囲気を感じ取っている回答が多かった。オンラインインターンシップが中心となる中で、社員間や社員と学生間で親密なコミュニケーションを作ることが学生の好印象につながることが明らかとなった。

  • 職場の雰囲気が良いと感じた場面

    職場の雰囲気が良いと感じた場面