さとふるは10月28日から、令和3年(2021年)分の「寄付金控除に関する証明書」発行・発送サービスの事前申し込み受け付けを開始した。「寄付金控除に関する証明書」は電子発行のほか、郵送による書面発行にも対応。
2021年の寄付分から、国税庁の指定する特定事業者が発行する年間寄付額を記載した「寄付金控除に関する証明書」を利用した確定申告で、寄付金控除の適用を受けられるようになる。同社が発行する「寄付金控除に関する証明書」が1枚あれば、これまで寄付件数分の「寄付金受領証明書」を添付する必要があった確定申告手続きが簡便になるだけでなく、申告時期までの書類保管も不要になる。
事前に申し込むことによるメリットとしては、「自治体が発行する寄付金受領証明書の到着確認・準備が不要」「寄付金控除手続きを早めに準備できる」「1月に証明書が発行されるため、スムーズに確定申告手続きができる」が挙げられる。
寄付金控除に関する証明書の発行・発送サービスは、「マイナポータルとの連携によるオンライン提出」と、事前に書面発行を申し込むことで、確定申告時期に「さとふる」から「寄付金控除に関する証明書」が郵送され、寄付者が紙に印刷する手間がかからない「証明書の発行・発送サービス」。
寄付金控除に関する証明書の発行・発送サービスを利用した確定申告イメージは、電子発行の場合、2021年12月31日までにさとふるでふるさと納税を行い、2022年1月以降にマイページより証明書を申込みダウンロード。2022年3月15日までに確定申告を行う。ダウンロードした証明書データ(XMLファイル)を国税庁が提供するQRコード付証明書等作成システムで読み込み、これをプリントアウトした書類を確定申告書に添付して申告することが可能。
郵送による書面発行の場合、2021年12月31日までにさとふるでふるさと納税を行い、2022年1月以降にマイページより証明書を申し込む。同社から郵送で証明書が到着後、その証明書を確定申告書とともに税務署に提出する。
事前申し込みは、PC、スマートフォンとも、「さとふる」のマイページにログインして行う。メニューから「控除手続き」を開き、「寄付金控除に関する証明書」から、電子発行または書面発行を選択すると申し込み画面につながる。
電子発行だけでなく、書面発行し郵送による発送サービスを行うふるさと納税サイトは「さとふる」のみであるという。