きょう31日に衆議院総選挙の開票が行われるのに伴い、テレビ各局では長時間の選挙特番を編成。日本テレビ、テレビ朝日、テレビ東京の3局で、NHK出身者がメインキャスターを務める構図となった。
日本テレビ系『zero選挙2021』(19:58~)は、前回の19年参院選に続き『news zero』の有働由美子と櫻井翔がタッグ。元NHKの有働と、10回目の選挙特番という櫻井による安定感抜群のコンビに、『news every.』の藤井貴彦アナと中島芽生アナらが脇を固める。
テレビ朝日系『選挙ステーション2021』(19:58~)は、10月に『報道ステーション』のキャスターに就任したばかりの元NHK・大越健介氏と、『大下容子ワイド!スクランブル』の大下容子アナが初タッグ。22時からは「直球勝負!大越キャスター vs 各党党首」と題し、大越氏が長年にわたる政治取材の実績を生かし、各党の党首をはじめとするキーマンを直撃する。
TBS系は『選挙の日2021』(19:57~)。『音楽の日』『報道の日』『お笑いの日』に続くTBSの「◯◯の日」ブランドを選挙特番にも適用した。キャスターに『Nスタ』の井上貴博アナと、『news23』の小川彩佳を起用し、スペシャルリポーターとして『ゴゴスマ』の石井亮次、前回参院選でメインキャスターだったホラン千秋がフィールドキャスターに回る。そして、スペシャルMCとして爆笑問題の太田光が参戦。TBSの選挙特番には、以前ビートたけしがスペシャルコメンテーターとして出演した事例もあるが、芸人視点のコメントに注目が集まる。
“池上無双”の言葉も生んだテレビ東京系『池上彰の総選挙ライブ』(19:50~)は、2010年の参院選から元NHKの池上彰氏をメインに起用している老舗。候補者の“面白プロフィール”は、今や他局も追随するようになった。今月20日には、『WBS』の大江麻理子キャスターとともに、選挙特番の記者会見を各局で唯一実施するなど、気合が感じられる。
フジテレビ系『Live 選挙サンデー』(19:58~)は、前回に続き『Mr.サンデー』の宮根誠司と、『Live News イット!』の加藤綾子がタッグ。社会学者の古市憲寿氏、政治家への直接取材の経験もあるタレントの井上咲楽、さらにフジテレビ取締役・報道局解説委員長で『BSフジLIVE プライムニュース』の反町理氏らも登場する。なお、人気アニメ『鬼滅の刃』は休止となる。
NHK『衆院選開票速報2021』(19:55~)には、瀧川剛史、上原光紀、三條雅幸、佐藤誠太、中山果奈、星麻琴、池田伸子、佐藤俊吉というキャスター陣が出演する。
なおBSでは、BS日テレが『日曜ロードショー「スター・トレック イントゥ・ダークネス」』(19:15~)、BS-TBSが『税務調査官・窓際太郎の事件簿33』(19:00~)、BSフジが『BSフジサンデースペシャル 映画「清須会議」』(19:00~)、と映画・ドラマを編成する一方、BS朝日は『BS朝日日曜スクープスペシャル 衆院選SP…各党幹部に問う日本の進路と課題』(19:00~)、BSテレ東は『池上彰の総選挙ライブ』(19:50~)と選挙特番を放送する。