女優の山口紗弥加が、14年ぶりに出演するフジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語’21 秋の特別編』(11月6日21:00~)の見どころなどを語った。
山口が主演する作品は『金の卵』。ごく普通の主婦・一ノ瀬亜美を演じる。
一ノ瀬家は、妻・亜美と夫・克彰(長谷川朝晴)、娘・夕子(小野莉奈)の3人家族。スーパーで買い物をして帰ってきた亜美は、袋からセール品の卵を取り出すと、割れていることに気付きショックを受ける。しかし、その割れた卵の隙間から金色の光が見え…気になってのぞいてみると、鈍く光る“金の卵”が現れる。翌朝、朝食の片付けをしていると、テレビで「卵を買っただけなのに、世界一周旅行が当たった!」と喜んでいる人が紹介されているのを目にする。昨日の“金の卵”が頭をよぎる亜美。すると…その晩、夫の克彰が「(仕事の)企画のコンペが通って、報奨金をもらった!」と大喜びして帰宅してくるのだった。
さらに、亜美も買った宝くじが当選していることに気付く。次々と亜美の周りではラッキーなことが起きて…。スーパーで偶然手に入れた“金の卵”。その卵をきっかけに、亜美は不思議な力に取り付かれていく…。
山口のコメントは、以下の通り。
――『世にも奇妙な物語』への出演が決まった時の感想は?
お待ちしていました!と(笑)。大好きなシリーズなので、お話をいただいた時はとてもうれしかったです。14年ぶりの出演となりますが、時を経て成長した姿をお見せできればと思っています。
――台本を読んでみた時の感想は?
意志を持つ卵に支配される…何者かの意志を、まるで自分の意志のように思い込んでしまうというのは、とても恐ろしいことだと感じました。また、少し視点を変えて見てみると今のネット社会を風刺しているようにも思えてきて…シリーズの王道ともいうべき台本は、奇妙を通り越して、ただただ恐怖でした(笑)
――一ノ瀬亜美を演じてみていかがでしたか?
安いスーパーを回って食材を買ったり、と倹約家でお金をとても大事にしている人です。でも、もう少しお金があれば、もうちょっと楽にできるのにという願望も心の奥にはきっとあって…。そんな亜美を演じてみて、願望って紙一重だなって。大きな希望にもなり得るし、破滅をもたらす可能性もあって、弱い心はもろ刃の剣になるという…。願望が欲望に切り替わる瞬間、というものを体験した気がします。そこがすごく面白く、興味深かったです。そして、まさかここまで激しいお芝居をするとは想像もしておらず、仕上がりがどうなっているのか今からワクワクしています。
――番組を楽しみにしている視聴者の方に向けてへのメッセージ
奇妙という言葉では足りないくらいの作品になっているかもしれません(笑)。きっと、“世にも”ファンの皆さんの期待を裏切らない作品になっていると思いますので、ぜひご期待ください!
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