西武ホールディングスは、かつて多摩湖のほとりを走行していた「おとぎ電車」をパッケージにあしらった粉末茶「Chabacco(チャバコ)」を11月2日から西武園ゆうえんち駅で販売すると発表した。

  • 西武園ゆうえんち駅で販売する「Chabacco」(デザインA)

「Chabacco」は、たばこを模した箱にお茶の粉末スティック8本を入れ、使用されなくなったたばこの自動販売機で販売する商品。9月1日から西武鉄道の所沢駅・本川越駅で販売しており、西武園ゆうえんち駅は西武線沿線で3カ所目の販売場所となる。

今回は、西武園ゆうえんちリニューアルのコンセプト「心あたたまる幸福感に包まれる世界」をベースに、「懐かしさと新鮮さ」を表現するため、懐かしい「おとぎ電車」をパッケージデザインに採用した。西武園ゆうえんち駅での販売は11月2日12時から。1箱に粉末茶8本が入り、価格は600円。

  • 西武園ゆうえんち駅で販売する「Chabacco」(デザインB)

「おとぎ電車」は、蓄電池機関車と客車を使って多摩湖ホテル前~上堰堤間を結ぶ「遊戯物」として、1950年に運行開始。1951年に上堰堤駅からユネスコ村駅まで延伸された。1952年には遊戯物から地方鉄道に転換し、路線名も山口線に変更された。その後、山口線は新交通システムとなり、現在は多摩湖~西武球場前間を運行している。