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【この記事のエキスパート】
インテリアコーディネーター/フリーランスライター:山志多 あまね
インテリアや日用品に造詣が深いフリーランスライター。
早稲田大学卒業後、大手日用品メーカーでお客様相談業務や商品企画・広告宣伝企画などを担当。家事関連のオウンドメディアやテレビ番組(ミニ枠)の企画運営を通じ、住まい・衣類のお手入れ用品の選び方や家事ノウハウを広く発信した。
退職後、インテリアコーディネーター資格および色彩検定2級を取得。専門知識を活かし、インテリアやライフスタイル関連のメディアで執筆多数。
本記事では、折りたたみマットレスの選び方とおすすめ商品を紹介します。シングル・セミダブル・ダブルの三つ折りタイプや、ソファになるタイプ、持ち運びしやすいコンパクトタイプ、腰痛に好相性な高反発タイプなどを厳選。安くてコスパに優れたニトリや西川の商品も!
折りたたみマットレスとは
折りたたみマットレスは、三つ折りにしたり、丸めたりするなど、折りたたんで収納できるマットレスのこと。コンパクトにできるため、布団と同じように押し入れやクローゼットなどに収納しやすいのが特徴。
持ち運んでキャンプでの車中泊やテント内、さらには、今のベッドの上に敷き、寝心地を変えるという使い方もできます。また、軽量で持ち上げやすいため、陰干しや掃除などがしやすいのもメリット。
基本的には、マットレスのみの販売ですので価格も安価。安いもので5,000円ほどの商品から、高級なものでも5万円ほどですので、購入しやすい商品でもありますよ。
折りたたみマットレスの種類
折りたたみマットレスには、大きく分けて「折りたたみ(セパレート)タイプ」と「1枚タイプ」の2種類があります。
折りたたみ(セパレート)タイプ
折りたたみ(セパレート)タイプは、マットがブロックごとに分かれており、折りたたみしやすいタイプ。
一番オーソドックスなタイプで、二つ折りや三つ折り、商品によっては六つ折りの商品まであるなど、たくさんのラインナップがあります。折り目に合わせて形状を固定できるため、縦置き収納が可能だったり、商品によってはソファとしても使うこともできます。
1枚タイプ
1枚タイプは、敷き布団のような形状で、ヨガマットのように丸めて収納できるタイプ。
折りたたみタイプと違い、ブロックごとのつなぎ目がないため、寝心地がいいのが特徴。一方で、収納の際には幅をとってしまいますので注意が必要です。
折りたたみマットレスがおすすめな人
・マットレスを収納して、部屋を広く使いたい人
・今のベッドの寝心地を変えたい人
・アウトドアや旅行などへマットレスを持ち運びたい人
・ベッドを安く済ませたい人
基本的に折りたたみマットレスは、収納や持ち運びをすることが前提に作られているものですので、その用途がない方にとってはメリットは少ないかもしれません。そのため、自分にピッタリかどうかはしっかり確認しましょう。
折りたたみマットレスの選び方
それでは、折りたたみマットレスの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】素材
【2】厚さ
【3】サイズ
【4】そのほかの機能性
上記の4つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】素材をチェック
やや硬めの反発力がある「高反発」か、体を包み込むような柔らかさの「低反発」か、素材が違えば寝心地がまったく異なってきます。両者の特徴をみて、自分に合った素材を選びましょう。
高反発素材:ほどよい反発力がある
高反発素材を使用したマットレスは、やや硬めの反発力があり、寝返りを打ちやすいのが特徴。寝返りを打つと、体圧が一点にとどまらないので、体への負担を少なくすることができます。
素材は、体圧の分散性が高い「高反発ウレタン」や、通気性のいい「ファイバー」などが主流です。ファイバーを使用した折りたたみマットレスのなかには、マットレス自体を水洗いできるものもあるので、ぜひチェックしてみてください。
低反発素材:柔らかなフィット感がある
低反発素材を使用したマットレスは、反発力が低いので、体の形に合わせて包み込むようにフィットするのが特徴です。寝返りの打ちやすさよりも沈むような柔らかさを求めている方にぴったりです。
素材は低反発ウレタンが主流。柔らかさが特徴で、の元々厚さが薄めのため、通常のマットレスよりもへたりやすい点には注意してください。
【2】厚さをチェック
折りたたみマットレスの厚さは、たいていは5cm〜10cmほど。厚くなればなるほどベッドの寝心地に近づき、薄くなればなるほど敷布団の寝心地に近くなっていきます。
ベッドに近い寝心地を求める方は、6〜7cm以上の厚みのものを。マットレスを床に置いて寝る場合は10cm以上がおすすめです。一方で、収納性や持ち運び性重視で選びたい方は、5cmほどのモノがおすすめです。
【3】サイズをチェック
普通のベッドマットレスと同じように、折りたたみマットレスにもシングルやダブルなど、さまざまなサイズがあります。小さすぎれば寝返りを打ちにくく、大きすぎれば部屋を圧迫してしまうので、部屋の広さや体の大きさに合わせた折りたたみマットレスを選ぶようにしましょう。
ひとり暮らしにはシングルやセミダブル、2人で使う場合はダブルがぴったり。3人以上のファミリーはクイーンやキングを使用するか、2つのベッドを組み合わせてもいいでしょう。
【4】そのほかの機能性をチェック
サイズや厚さのほか、それぞれの折りたたみマットレスによって異なる、使いやすい機能性をチェックしていきましょう。
水洗い可能か
寝汗や皮脂など、体から排出された老廃物が残りやすいマットレス。衛生面を考えて、水洗いできるものを選び、こまめに洗濯できるといいでしょう。
折りたたみマットレスのなかでは、カバーのみ水洗いできるものが主流です。商品によっては、カバーを取り外して、中材まで水洗いできるものもあります。衛生面を重視する方は、水洗いできる範囲をチェックしてみてください。
汗・湿気対策の通気性
通常のマットレスのように、空気のとおり道を作るコイルスプリングがないものが多い分、折りたたみマットレスは汗や湿気がこもりやすくなっています。とくに、低反発素材のものは通気性に劣るところがあります。
折りたたみマットレスのなかにも、素材や加工方法を工夫して、よりよい通気性を実現した商品もあります。寝心地にも影響するので、しっかりチェックしたい項目です。
中材を取り替えられるか
折りたたみマットレスのなかには、中材の位置を取り替えることができるものもあります。とくに、腰や背中の当たる部分の中材はへたりやすく、ほかの頭部や足先の方の中材と交換できれば、長期間快適にマットレスを使い続けることが可能です。
場所を取り替えるだけでなく、裏表両方使えるタイプの中材を使用した折りたたみマットレスもあります。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
マットレスは厚さ・素材選びが重要
折りたたみマットレスの選び方を誤ると、睡眠の質の低下や腰痛・肩こりなどを引き起こす可能性があるため、慎重に選ぶ必要があります。
特に、マットレスの厚さや素材は寝心地に大きな影響を与えます。体格や好みの感触に合っているものを見極めましょう。