西暦20XX年、異星人の侵略により地球人は絶滅。人類のいなくなった地球上で、異星人は新たな文明を築きーー。
……そんなSFの世界観を想起させる1枚の写真が現在、ツイッター上で大きな注目を集めています。
動物園でライオンを撮ったら『人類が滅亡した後に繫栄した自然と高位の文明』みたいになった写真みて
(@yukiokonより引用)
投稿したのはVtuberとして活躍中の「雪尾紺 関西弁お狐さまVtuber(@yukiokon)」さん。
大自然の中で優雅にくつろぐライオンと、その向こう側にそびえ立つ近未来的なビル。そんな相反する両者が1枚の絵に収まった様子は実に空想的で、なんとも不思議なコントラストを放っています。
一瞬「合成か? 」と疑いたくなりますが、大阪の天王寺動物園で撮られた写真で、タネも仕掛けもありません。
向こう側に見えているのは超高層複合ビル「あべのハルカス」で、「日本一の高さを誇る複合ビル」として知られる有名な観光スポット。
それらが絶妙な角度で交わった結果、「人類が滅亡した後に繫栄した自然と高位の文明」を思わせる1枚が撮れたというわけですね。
このファンタジックな一枚と見事な例え方にツイッター民も大盛り上がり。ツイートは2.4万件のリツイート、12.1万件ものいいねを獲得(10月28日時点)し、コメントも多数寄せられました。
「なんの変哲もないビルなのに"地球を侵略し人類を滅亡させた異星人の文明"感すごい」
「ラストオブアスみたいな光景が撮れるのは天王寺動物園だけやと思いますね」
「ワタシが以前撮った写真も、人類が滅んでしまってました」
「『けものフレンズ』(もちろん一作目)のEDだw」
「まさにDr.stoneの世界観‼︎」
「撮影場所がわかるだけに写し方でこんなに幻想的な写真になるんだなとびっくりしました」
「おおっ! 映画『アイ アム レジェンド』が、こういう感じでしたね…」
「これは理想のポストアポカリプス…! 缶詰食べたくなる写真だ…! ライオンのポージングもいい感じですねぇ! 」
「奥のビルに行くには、ライオンが跋扈する森林エリアを通らないといけないという難所シチュ」
「冒険が始まりそう」
ツイ主さんに聞いてみた
しかし、『人類が滅亡した後に繫栄した自然と高位の文明』とはまさに言い得て妙。なぜこのような1枚が激写できたのか、今回はツイ主の雪尾紺さんに少し詳しいお話をうかがいました。
ーー天王寺動物園にはよく行かれるのでしょうか?
緊急事態宣言解除後、数年ぶりに行きました。
ーー「人類が滅亡した後に〜」の表現についてですが、何かモチーフとなったSF作品などが念頭にあったのでしょうか?
コメント欄にもありましたが、『The Last of Us』や『NieR:Automata』と言うゲーム作品の世界観を感じました。
ーーそれにしてもお見事な例え方ですが、その発想力はどこから生まれるのでしょうか?
Vtuberとして活動をしていることもあって、ゲームで遊ぶことや漫画を読むことが好きなので、すぐ物語の中の世界に例えて考えてしまうところがあります。
ーー今回のツイートが大きな反響を生んでいます。率直なご感想などはございますか?
みんなもこういうのが好きなんやな、と思いました。あと写真を褒めてもらえて嬉しかったです。
壮大な物語を感じる不思議なこの空間、ちゃんと大阪に実在するので、気に入った方はぜひ現地に足を運んでみてはいかが?
動物園でライオンを撮ったら『人類が滅亡した後に繫栄した自然と高位の文明』みたいになった写真みて pic.twitter.com/RLMM60pKlH
— 雪尾紺🦊❄️関西弁お狐さまVtuber┊新衣装モデル制作中! (@yukiokon) October 24, 2021