KAT-TUNの亀梨和也が、2022年春に放送予定の『連続ドラマW 正体』に主演することが28日、明らかになった。亀梨は、脱獄する死刑囚を演じる。
原作は、第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞した染井為人の同名小説。ある夫婦の殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑を宣告された鏑木慶一。移送中に脱獄した彼は、逃走しながらも潜伏先で出会う人々を様々な窮地から救っていく。そしてその彼が指名手配中の死刑囚だと気が付いた時、「彼は本当に殺人犯なのか?」と救われた人々は疑問を抱き始める……というストーリーとなっている。
亀梨は「僕が演じる鏑木慶一は、ある夫婦の殺人事件の犯人として死刑宣告を受けながら逃亡を図ります。姿と名前を変えながら全国を転々とし、行く先々で様々な人と出会い、関わり、何かを感じていきます。鏑木慶一とはいったい何者なのか。彼の"正体"、このタイトルの意味を考えながらドラマを楽しんでいただけたら嬉しいです」とコメント。自身のアイディアにより地毛を金髪に染めるなど、脱獄を図る死刑囚・鏑木を演じる上で入念な役作りに励んでいるという。
演出は、『事故物件 恐い間取り』でもタッグを組んだ中田秀夫監督が務め、「昨年、映画でお世話になった中田監督と、こうしてまた早い段階でご一緒できるということがとても光栄で、非常に楽しみでした。現場では中田監督とすごくスムーズに意思疎通できているので、初めましてじゃない強みっていうのはすごく感じています。おこがましいかもしれませんが、中田監督とは信頼関係があると感じているので、僕も魂を全開にしていられるというのは、すごく居心地の良い現場だなと思っています」と期待を寄せている。
なお、中田監督とともに演出を務めるのは、谷口正晃。脚本は、前川洋一、音楽は海田庄吾が担当する。