元メジャーリーガーの松井秀喜氏が22日、YouTubeチャンネル『上原浩治の雑談魂』に登場。動画「【俺の高校野球コレで終わり?】甲子園5連続敬遠…松井秀喜さんは本当の本当はどんな気持ちだったのか?【ゴジラYouTube初上陸SP 2/3】【35万人突破記念】【巨人】」内で、高校時代の5打席連続敬遠に感謝の言葉を述べる一幕があった。
チャンネルではこの日、松井氏の伝説の一つになっている“甲子園での5打席連続敬遠”について話す一幕が訪れる。星稜高校3年時に出場した全国高等学校野球選手権大会は、2回戦の明徳義塾高校戦で敗退している松井氏。その一因になったとも言えるのが松井氏への5打席連続敬遠で、社会全体を巻き込む議論にも発展した。
「あの時ってどんな感情だったんですか?」と上原氏が尋ねると、松井氏は「敬遠ってのはそれまでも何度もあった」「あの試合は全部敬遠だったでしょ? それはさすがに初めてだったね」などと当時の状況を回顧。そのうえで、「しかもあれが高校の最後の試合だったから、そういう意味ですごい悲劇的に捉えられてるけど……」と世間からの捉えられ方について言及し、「敬遠されること自体、別に何とも思ってなかったね」と続ける。
上原氏が「宿舎帰ってからすっげえイライラしたとかなかったですか?」と重ねて質問すると、松井氏は「イライラはしなかったけど、『これ……俺……もう終わりだよね? 高校野球』」「20球見送って、俺の高校野球終わるんだ……」「自分は3年間、一体何をやってきたんだろう」などとは思ったことを明かした。
しかし、そのあとに続いた言葉は「でも今思うと、逆に感謝してますよ」というもの。その理由を「あれだけ注目してもらえてね、なおかつあの敬遠自体が自分のエネルギーになったから」と説明し、「あの甲子園の舞台で5回敬遠されたバッターだってことを自分自身で証明しなくちゃいけない気持ちはあった」「エネルギーにはなりましたよ」「個人的にはプラスになった出来事ですよ」とコメント。敬遠があったことで、プロ野球選手としてより高みを目指そうという気持ちが生まれたと語った。