9年目を迎えたアプリゲーム『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』。メインストーリーは完結したものの、新体制として漫画や小説、クロスオーバーイベントといった新しい展開を見せている。今回、黒猫のウィズ 運営チームのインタビューコメントが到着した。

  • 『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』

――『黒猫のウィズ』ではメインストーリー最終章を公開し、この度漫画や小説を追加しました。この「漫画」や「小説」を追加するに至った経緯を教えて下さい。

メインストーリーが完結し、併せて『黒猫のウィズ』に存在する108の異界の物語の多くも完結を迎えました。同時に諸事情もあり、これまでと全く同じ運用をしていくのは難しくなっていました。そこで新体制でも作っていける新しいものを作りたいと考えました。黒ウィズのイベントはそのまま完結して終わってしまうだけにするは勿体無いクオリティのイベントも多く、それらを残っていく形にしようと漫画の制作を行うことに至りました。また小説については、『黒猫のウィズ』には8年半の運営で生まれてきた数千ものキャラクターたちがいます。ですが通常のイベントではなかなかスポットライトが当たらないキャラも多く、彼らが登場する手段として、小説という形で登場機会を増やしていきたいと考えたためです。

――「漫画」や「小説」の追加はユーザーからの希望という面もあるのでしょうか。また、これまでユーザーからの意見、要望などで印象に残っているものはありますか?

登場頻度の低いキャラクターにもっとスポットライトを当ててほしいという声は以前から多くありました。『黒猫のウィズ』では、月2回のイベントを行いますが、完結してしまったイベントなどはそれ以降なかなかそのイベントのストーリーが開催されることはありません。そのため、もう何年も登場していないというキャラクターがたくさんいる状態でした。ですので、あのキャラクターをまた登場してほしいという声を多くいただいていました。

また、漫画についても、以前「ARES THE VANGUARD」というイベントで1話のみの特別コミックを制作して、その際に非常に好評の声を頂いており、続きが読みたいという声も頂いておりました。

――現在、「ぽっ!かみさま」「ARES THE VANGUARD」「黄昏メアレス コピシュ編 双刃秘抄」「ストリー&ユームの社員はつらいよ」などが公開されていますが、今後予定しているもの、もしくはこういう作品を公開したいという構想はありますか。

なかなか投票では選ばれなさそうなため運営としてスポットライトを当てたいというキャラクター達や、ユーザーさんの小説化投票で選ばれたキャラクターを小説化していこうと考えています。投票は期間で区切っていき、結果も発表して行く予定です。キャラクターが決定してから、どういう内容にするかを決め、小説化することになりますので、実際に連載が始まるのは数ヶ月後になるかと思います。

――漫画や小説を公開してのユーザーからの反応や手応えについてはいかがでしょうか。

まだまだ課題は多いですが、読んでいただいた方からは好評頂いています。 手触り感や、音声の設定やもっと読みやすくする改修などを行おうと考えています。

――従来のイベントに加え漫画や小説、新クロスオーバーイベントなど新機能が盛りだくさんですが、こちらも制作してみての手応え、苦労したポイントなどはいかがでしょうか。

クロスオーバーイベントでは異界同士の化学変化が発生しており、新たな魅力を生み出すことが出来ていると思います。大きな変化であったため、まだ慣れない方もいらっしゃるとは思いますが、イベントとしては魅力的なものが出来上がってきていると感じています。誰と誰が、どこの異界で、どう展開するのが一番良い話になるか、運営チームとしても丁寧に考えています。

そのためこれまでのイベントでは、続編であれば登場するガチャキャラクターはほぼ固定でしたが、この場合どんなキャラクターを登場させるかを毎回考えないといけないところが普段と違って非常に難しい部分です。

――ユーザーに向けて、今後『黒猫のウィズ』に対して期待してほしいことや、メッセージなどをお願いいたします。

様々な理由があり、こういった新しい運営に変わりました。8年半もの間やってきたゲームではありますので、変化が簡単ではないのは承知の上です。頂いた意見などは読んでおりますので、今後それを受けてどのようにまた変化していくかをお待ちいただければと思っています。

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