「おしゃれは指先から」といわれるように、日々ネイルアートにこだわり、爪の"衣替え"を楽しんでいる方もいますよね。最近は「3Dネイル」と呼ばれる立体的なネイルアートを駆使した、あっと驚くような斬新なネイルも。

そんななか、ネイリストのPONOさん(@joyeux_ponopono)がTwitterに投稿した、斬新すぎるネイルアートが大きな反響を呼んでいます。

醤油ネイル!!!魚の中の醤油は動きます!
#醤油ネイル #3Dネイル (@joyeux_ponoponoより引用)

  • (@joyeux_ponoponoより引用)

和食器を思わせる青と白のネイルの上には、なんと魚の醤油差しやお寿司、さらにはお皿にたらした醤油まで……しかもこの醤油差しの中には本物の醤油が入っていて、中で醤油が動くようになっているんです。

驚くほど芸の細かい醤油差しはもちろん、マグロの質感や醤油のしずくのツヤ感にいたるまで、余すところなく表現されたネイルアートは、再現度100%! 斬新すぎる3Dネイルでありながら、奇抜なだけでは終わらず、もはや「芸術」の粋に達しています。

リプライや引用リツイートでは、「ぎょぎょぎょ!!!!!!」「これはセンスの塊だわ。本当すごい!」「か、かわいいー欲しいですー!」「天才だ~!」など、驚きや称賛のコメントが続々。

「これぞ日本の職人技!!」というコメントもあるように、世界でも日本にしかないネイルアートではないでしょうか。

「醤油ネイル」と同じお客様からのオーダーには、「イカネイル」もあったそう。お客様と相談しながら作って行くとのことで、お2人のネイルにかける探求心と情熱に、敬意を感じずにはいられません。

イカネイル
#イカネイル #3Dネイル(@joyeux_ponoponoより引用)

  • 「イカネイル」(@joyeux_ponoponoより引用)

このツイートをしたPONOさんに、投稿の経緯やネイル作りのこだわりなどをうかがいました。

「醤油ネイル」、投稿者に聞いてみた

――今回のネイルを作られたきっかけを教えてください。

いつも3Dネイルをオーダーしてくださってるお客様に、醤油差しとともにリクエストをいただきました。お寿司を食べているときに、お皿の醤油の色を見てやりたくなったそうです。

せっかくなので魚の醤油差しには本物の醤油を入れて、アクアリウムネイルのように作ってみました。

――作るうえで楽しかったポイントや、苦労したポイントはありますか?

3Dネイルを注文されるお客様は、毎回真剣にどんなテーマが良いか考えまくって事前に打ち合わせをするので、その過程は一緒に作っている感じがして本当に楽しいです。特に変わったモチーフを提案されると面白くて嬉しくなっちゃいますね。

今回苦労したポイントは、「魚の醤油差しをできるだけ小さく作らねば」と思って頑張ったのですが、醤油を入れるとなるとなかなか難しくて、パーツが多少爪から飛び出ちゃってますね。それはそれで可愛いのですが。

  • 見た目も涼しげな「メロンソーダネイル」(@joyeux_ponoponoより引用)

――投稿されているネイルはちょっと変わったモチーフや大胆なデザインが多いですよね。普段ネイルを作られる上で、こだわっていることはありますか?

3Dネイルを作るのは好きなのですが、そのモチーフを考えたときに、ジェルネイルやアクリルスカルプといったネイル材料が活かせるようなものを選んで作っています。

マニキュアのシルバーの色には、昔は太刀魚が原料に使われていたといわれるように、ネイル顔料はキラキラしているものや偏光パールが入っているものが魅力的で、私がよくやっている魚ネイルを作るのにぴったりなんです。

  • 暗闇で骨格が光る「透明標本ネイル」(@joyeux_ponoponoより引用)

ネイル材料はついたくさん買ってしまうのですが、それでも追いつかない勢いで次々に新しい商材が発売され、新しい技術が出てくるので、私自身も新しくてシャレオツなものを作りたいと思っています。

変わったネイルでも、ダサくならないことをいつも心がけています。

  • Instagramでバズったり、有名なネイルアーティストの方からDMが来たりと、反響が大きかったという「気泡ネイル」(@joyeux_ponoponoより引用)

  • 小さくてもリアルで可愛い! 「イカネイル」に使用されたパーツの一部(@joyeux_ponoponoより引用)


ご本人の「変わったネイルでも、ダサくならないことを心がけています」というコメントの通り、斬新なモチーフでもキュンとするような可愛らしさや、目を見張るような繊細さがありますよね。

思わず目が釘付けになってしまうPONOさんのネイルアート。ネイル好きならずとも、今後の作品に注目です。