BIGLOBEは「人権とジェンダー平等に関する意識調査」を実施し、その結果を10月27日に発表した。調査結果から第3弾として主に女性特有の健康課題に関する結果を発表する。本調査は、8月27日~8月30日の期間、全国の20代~60代の男女1,000人を対象にアンケート形式でインターネットにて実施された。
全国の20代から60代の男性500人に「職場の女性が月経による不調やつらさによって業務に支障がある場合、相談してほしいと思うか」を質問したところ、「そう思う」(24.1%)、「ややそう思う」(42.9%)と月経による業務への支障を相談してほしいと回答した男性は7割近くにのぼった。
「月経による不調やつらさについて、職場などソーシャルな関係の男性に話すことができる(できた)」と回答した女性が5割弱だったのに対し、「相談してほしい」と回答した男性は7割弱と、男性側の理解や配慮が高い結果となった。
全国の20代から60代の男女1,000人に「女性が、女性ならではの身体の悩みを他人にオープンに話したりすることについてどう思うか」を質問したところ、34.8%が「自然なことだと思う」と回答。男女別では「自然なことだと思う」が男性の4割、女性の3割と男性の方が高い結果となった。
男性では「自然なことだと思う」(39.8%)と回答した割合が最も高く、次いで「やや戸惑いがある」(31.8%)という結果に。
女性では「やや戸惑いがある」(41.2%)と回答した割合が最も高く、「自然なことだと思う」(29.8%)を上回り、女性の方が戸惑いを感じていることが明らかとなった。
月経を取り巻く課題の解決は、ジェンダー平等を実現するためのひとつのステップとなることが期待される。