俳優の綾野剛が26日、大阪城ホールで行われたUVERworldのアリーナ公演『UVERworld ARENA LIVE 2021 ~THE DAWN WILL BREAK~』にサプライズで登場。この日、フルコーラスでは初披露となった主演ドラマ『アバランチ』(カンテレ・フジテレビ系、毎週月曜22:00~)の主題歌「AVALANCHE」のパフォーマンスを生で見届けた。

  • 綾野剛(左)とUVERworldのTAKUYA∞

主題歌情報が発表された際、「作品にかける熱い想いを感じさせてもらいながら、しっかり援護射撃していきます」とコメントしていたTAKUYA∞の思いに対し、「最後のピースが揃いました。いざ出陣でございます」とコメントしていた綾野。今回はそのお返しとして、UVERworldの20公演に渡るライブツアー初日という“出陣”を綾野が“援護射撃”する形で、撮影の合間を縫ってのサプライズ出演が実現した。

新型コロナウイルス感染症予防、拡散防止対策が取られる中で行われたこの日のライブ。スタートから5曲を歌い終えた後に暗転した会場内にドラマのオープニング映像が流れると、ボーカル・TAKUYA∞の「このドラマの主題歌を初披露するにあたって、絶対に1回目に聴いてほしいと思ってる人がいるんだよね」という呼び込みで、綾野がステージ上に劇中で装着するマスクをつけて登場。「来てくれたよ! 綾野剛!」とのTAKUYA∞の言葉に、観客から大きな拍手が送られた。

ステージでは、ドラマのために書き下ろされた「AVALANCHE」の制作時のそれぞれの思いについての話題に。TAKUYA∞が「この曲は剛から直接ドラマに対する思いや革新的なことをしていることを事前に聞かされて、こちらは曲の途中経過を聞かせながら完成させた曲。こういうことは、なかなかないよ」と振り返ると、綾野も「本当に出来上がったときは興奮しましたし、皆さんにドラマを通して届けられることに心から感謝してます」と感慨深そうに語った。

さらに、綾野が「僕はこの曲を聴いた時、本当に涙が出てきて、特に“Creating new world”という言葉に対して響くものがあって。その心は何なのか、皆さんの前で聞けたらなって」と質問を投げかけると、TAKUYA∞は「このドラマは確実に剛が革新的なチャレンジをしていて、それに乗っかる音楽だから俺たちも前衛的な音にもしたし、いわゆるドラマの主題歌ではないようなものにしたいと思っていました。剛との会話のなかで“new world”という言葉が出てきて、そこから“Creating new world”という題材を得て曲を完成させました。なので、一緒に作ったようなもんだから!(笑)」と回答。綾野も照れくさそうに「いやいやいや(笑)」と謙そんしながら、「今の話を聞くだけですごく感動です」と笑顔で応えた。

最後に、「今日は(会場の)皆さんにもお会いしたかったですし、UVERworldのメンバーにも感謝を伝えたくて、どうしても来ちゃいました(笑)」と今回の出演の理由について語った綾野に対して、TAKUYA∞が「大好きで大切な仲間、綾野剛にでっかい拍手をよろしく!」と観客に呼びかけると、改めて会場中から大きな拍手が送られ、綾野は退場。続けざまに、主題歌「AVALANCHE」が初披露された。

終演後、TAKUYA∞も「新曲『AVALANCHE』を最高な形で初披露することができました!」とコメント。それを受けて、サプライズ出演を終えた綾野も「主題歌『AVALANCHE』を最高な形で受け止めることができました。あとは駆け抜けるだけです」と意気込んだ。

撮影:森好弘