スナック菓子メーカーのカルビーは、日本各地で大切に育まれた食文化や素材の魅力を「お菓子を通じて」発信していく、「日本を愉しむ」プロジェクトを発足。
その第1弾として「ア・ラ・ポテト 羅臼昆布しょうゆ味」(オープン価格)を北海道と公式オンラインショップで数量限定販売している。北海道在住、ポテチ大好きな筆者がさっそく味わってみた。
三國清三がフードアドバイザー、松本幸四郎がPR大使に就任
同プロジェクトのフードアドバイザーには、日本を代表するシェフ・三國清三さんが就任。PR大使を歌舞伎俳優の松本幸四郎さんが担い、日本各地のおいしさを伝えていく。
第1弾商品として、北海道の素材、北海道での製造にこだわった本製品。原料のじゃがいもは、カルビーグループが開発した品種「ぽろしり」で2021年秋に収穫された新じゃがだけを使用している。
味付けの素材には、北海道産羅臼昆布を使い、粉末醤油、ほたてエキスパウダー、しいたけエキスパウダーを組み合わせて仕上げているという。
「伝統的な浜干し天日乾燥で仕上げる羅臼産昆布は、完成まで3ケ月ほどかかります。びっくりするほど濃厚な風味で、私はすっかり惚れ込みました」(三國シェフ)
ガツンとした風味に、あっさりとした味わいが、ついつい手が伸びるおいしさ
新商品開発のこだわりを知るほどに、味への期待が高まる。深い緑色のパッケージには、Specialの金色文字。裏面の「日本を愉しむ」プロジェクトのビジュアルも上品。特別感が漂っている。
そして、厳かな気分で開封! すぐに出汁としょうゆが絡み合った風味がガツンと香る。パッケージの上品さを心地よく裏切るような、力強さを感じる。
厚切りギザカットの1枚を口に入れると……あら、意外なほどあっさり!? またまた、想像を軽やかにかわされた。だが、ザクザクと噛み砕くほどに旨味が増して、飲み込む食前に塩味とコクが広がる。
おいしい、としみじみ余韻に浸れるポテチ。その余韻が消える前に、もう1枚、さらにもう1枚と手が伸びる。気づくと、あっという間に1袋がカラになるという、とても罪な新商品だと身を持って体感した。
道民も大満足! 全国の人にすすめたい!
PR大使の松本幸四郎さんは、「本当に『おいしい』の一言に尽きます。食べたら止まらない。気づいたときにはなくなっていました。北海道限定発売ということなので、今日は大きなスーツケースを持って来ました。(お土産を)たくさんいただいても大丈夫ですよ(笑)」と言う。
道産素材だけで作られているのに、道民にとっても新鮮な味わい。こんなおいしさが北海道限定発売なんて、全国の方々に申し訳ないほどだ。
公式オンラインショップでも購入できるそうなので、興味が湧いた方は是非利用してほしい。オンライン販売は「65g×12袋」(1,860円)で、配送料が別となる。
「日本を愉しむ」プロジェクトの第2弾は、来年の春発表されるらしい。堅あげポテトで日本各地の魅力に触れられるという、おいしくて、おもしろい企画にこれからも注目したい。