アユートは、Acoustuneのサブブランド・ANIMAの完全ワイヤレスイヤホン「ANW01」の本体システムソフトウェアと専用アプリ「ANIMA Studio」をアップデート。適用すると、新たにASMR音源専用のプリセットイコライザー「ASMR 4C」が利用可能になる。

ANW01は、音質変更機能のPersona Tune(ペルソナチューン)により、ANIMA Studioアプリを使って音質プロファイルをダウンロードし、好みに合わせてさまざまなサウンドに変えられる。いずれも独自の音質調整プロセスをAcoustuneが開発し、それをもとにチューニング、または監修したもの。

その追加プリセット第1弾として、ASMR音源向けのイコライザー(EQ)を提供開始。「YouTubeやDLsiteなどでよく聴かれているASMR音源を研究し、それらに多く使用されているダミーヘッドやマイクの特性を考慮しながら、第一線のASMRクリエイターによるフィードバックを元に音決めを行った」としている。また、サウンドデザインは「ボーカルだけでなく足音や音の粒感、そして息遣いや空気感を大切にしたクリアなチューニングを行った」とのこと。

  • ANIMA Studioに、ASMR音源専用のプリセットEQ「ASMR 4C」(最下段)を追加

  • ASMR 4Cの詳細

アップデート後のソフトウェアバージョンは、ANIMA StudioアプリがVer.1.1.10、ANW01本体がVer.1.0.5。本体のアップデート内容は以下の通り。

プリセット保存機能の追加

  • 電源オフになった場合でもイヤホン本体にプリセットEQを保存する機能を追加
    電源オフ後も新規プリセットEQがイヤホン本体に保存され、ANIMA Studioで都度切り替えず、任意のプリセットEQを使用可能になる

DSP処理の最適化

  • AACコーデックを使うときのDSP処理を見直し、高音質になるように最適化

左右の電源OFF連動機能への対応

  • 片側で電源オフしたとき、もう片側も連動してオフになる機能に対応
    ペアリング済み状態でも、ボタン長押しでイヤホン側から電源オフ可能に

その他修正

  • 長時間通話時の動作安定性の向上
  • 一部のデバイスが接続できない不具合を修正
  • 一部製品でデバイスネームが「ANW01C Test」となるものを「ANW01C」へ修正

ANW01は、新開発の小型振動板「CoClear(コクリア)振動板」を備えたダイナミック型ドライバーユニットを搭載しており、最終的なサウンドチューニングは、サウンドプロデューサー・コンポーザー・DJとしても活躍するTAKU INOUEが監修した。Bluetooth 5.1準拠で、対応コーデックはSBC、AAC、aptX。連続再生時間はaptX接続時で約6時間、充電ケース併用時は最大約15時間。カラーはブラックとホワイトの2色。

  • ANW01(ホワイト)