日本ソース工業会は10月22日、「ソース」に関する調査結果を発表した。調査は10月1日~4日、日本全国1600名(全国8地域、男女各100名)を対象にインターネットで行われた。

  • 自宅に常備しているソースの種類

    自宅に常備しているソースの種類

自宅にソースを常備している人にその種類を聞いたところ、関東より東は60%以上の世帯で「中濃ソース」を常備している一方、「ウスターソース」は中部で60%以上、近畿より西では70%以上が常備しており、東西でソースの嗜好の差が顕著にあらわれる結果に。また、お好み焼き文化のある中国地方では「お好み焼きソース」が74.7%、近畿では「たこ焼き用ソース」が28.9%と、他の地域と比べても圧倒的多数のトップとなった。

さらに、自宅にあるソースの種類数を聞くと、中部地方より西では平均2種類以上を常備しており、4種類以上を常備する割合も東に比べ圧倒的に多く、西のソースへのこだわりが高いことがうかがえた。

  • ソースを使うメニュー

    ソースを使うメニュー

続いて、ソースを使うメニューを教えてもらったところ、他の地域と比べて多かったのは、西の「天ぷら」「チャーハン」「野菜炒め」、東の「ポテトサラダ」。また九州では、やはり「皿うどん・ちゃんぽん」にソースを使う割合が他地域に比べ多い反面、「カレーライス」にソースを使う人が少ないことがわかった。

また、ソースを使う料理で好きなメニューのトップ3は、「とんかつ」(23.3%)、「お好み焼き」(19.5%)、「焼そば・焼うどん」(11.1%)という結果に。地域別にみると、中国・四国地方は「お好み焼き」が圧倒的にトップとなった。

  • ソース選びのポイント

    ソース選びのポイント

続いて、ソースを購入する時のポイントは何かを聞いたところ、「味」「価格」「ブランド」が上位に。年齢が上になるほど、「味」と「ブランド」にこだわる人の割合が多い傾向となった。

また、調味料のカロリーや塩分を気にする人の割合は、40代までは女性が圧倒的に多いものの、中高年以降になると男性の方が気にする割合が多いことが明らかに。そこで、「ソースの原材料には油脂を使用しておらず“ノンオイル”であることを知っているか」と尋ねたところ、83.9%の人が「知らなかった」と回答した。