「北京ダックマニア」で本場の味をカジュアルに楽しんだ

日本では高級料理のイメージがある「北京ダック」。あまり気軽には食べられないと思いがちだが、現地では大衆食として親しまれているのだとか。そんな北京ダックをリーズナブルに尚且つ本格的な味で提供している「北京ダックマニア」から3種類の「花茶」が新メニューとして登場。試食会で北京ダックと共に味わってきた。

「北京ダックマニア」で北京ダックをはじめとする本場の味をカジュアルに楽しむことができた

北京ダックを"大衆的"に味わえる稀有な一軒

「北京ダックマニア」は、前職で北京赴任経験のあるオーナーが現地での大衆的な北京ダックの楽しみ方を知り、現地と日本での北京ダックのイメージのギャップを埋めて、日本でももっと手軽な価格で気軽に楽しんでもらおうという思いから2020年10月に品川駅高輪口から徒歩3分の「品川横丁」内にオープン。近隣のビジネスパーソンを中心に親しまれている。

店頭に吊るされたダックが存在感を放つ「北京ダックマニア」

オープンにあたり、調理スタッフが中国で現地の技術を学ぶ予定だったものの叶わず、コロナ禍ということで特例として2名のスタッフがリモート指導により調理技術を習得。北京ダックは完成まで40もの工程が必要で、なかでも大切な工程である乾燥作業には6時間を要するそうだ。店頭には、ダックを吊るして回転させながら乾燥させる様子を見ることができ、思わず足を止めて見入ってしまった。店内に入ると、中国から輸入したインテリアによる内装で高級感と異国情緒もありつつとても落ち着ける雰囲気だ。

中国仕込みの北京ダックをいざ実食!

最初にいただいたのは、「薬膳カモスープ」（385円）。北京ダックのだしから摂ったスープで滋味深く、身体が温まる優しい味。「焼豚とブルーチーズ」（968円）は甘味があり歯応え満点な焼豚と、ブルーチーズを合わせて食べたら甘味と塩気がじつに美味で、人気メニューなのも納得だった。

「焼豚とブルーチーズ」は人気が頷ける絶妙な味わい

続いては「価格が高いクラゲの冷製」（638円）。価格が高い、と名付けられている通り多少お高めな気はするが、食べてみてビックリ。食感が段違いにコリコリで、初体験の味だった。これは価格以上の美味しさなのでおすすめしたい。

「価格が高いクラゲの冷製」は価格以上の美味しさで絶対おすすめしたい逸品

さて、いよいよやってきた「北京ダック」（小2人前：2,178円 / 中３～4人前：3,278円 / 大4～6人前：4,928円）。

焼きあがったお肉に思わずゴクリ

切り分けられた皮とむね肉、もも肉が可愛らしい器に乗ってやってきた

日本では皮だけを食べるイメージが強い北京ダックだが、本場では肉もしっかり食べる店が多いとのことで、「北京ダックマニア」では、皮とむね肉、もも肉を切り分けて提供。カオヤーピン（皮）に皮、肉と共にきゅうり、ネギ、揚げた春巻きの皮を乗せて、自家製甜面醤のタレをかけて包んで一気にほうばると、カオヤーピンがモチモチ、皮がパリパリ、肉がジューシーで、絶品。これは美味い。