緊急事態宣言が解除され、徐々に活気を取り戻してきた東京都内の飲食店。まだまだ制限もあるとはいえ、外出先でお酒を飲みながら美味しいものを食べることができるのはうれしい限り。今回は、さまざまなグルメを一度に楽しめる「輝け!品川ゴールデン横丁」に足を運んでみた。
「輝け!品川ゴールデン横丁」とは?
「輝け!品川ゴールデン横丁」は、品川駅港南口から徒歩2分ほど、品川フロントビル地下1階に2021年8月26日にグランドオープン。黄色い電飾、提灯で「輝け!品川ゴールデン横丁」と看板が掲げられておりにぎやかな雰囲気だ。運営は、「炉端かば」を展開するかばはうすホールディングス、センディ、雅門、大連の4社共同で行われている。
横丁は2つのエリアで構成されており、「台湾・和食エリア」4店舗、「アジアン肉エリア」5店舗の計9つの飲食店で総席数は284席。「少しでもおいしいものを食べてゴールデンな気持ちになってほしい」という思いから「輝け!品川ゴールデン横丁」と名付けられているのだとか。
賑やかで懐かしい横丁を散策
エスカレーター付近の入り口から続く「台湾・和食エリア」の左手に広がるのが、赤いランタンを使った内装でにぎやかな気分になる「台湾酒場だんだん」。
東京初出店となる鳥取県の老舗中華店「大連」の姉妹店で、リーズナブルな小皿料理から、ボリュームたっぷりでランチでも食べられる「〆のだんだん麺」まで、豊富なメニューが揃っている。
お隣は「元祖 鶏ちゃん焼 ねじべえ」。岐阜県のB級グルメ「鶏ちゃん焼」と岐阜の郷土料理がおすすめ。鶏ガラベースのあっさりした「飛騨高山ラーメン」もお酒を飲んだ後にピッタリだ。
その右手には、お蕎麦屋さん「自家製十割そばと揚げたて天麩羅 十割」が。文字通り、店内の石臼で挽きたての国産の蕎麦粉のみで作る十割蕎麦と揚げたて天ぷらの専門店。江戸と和風をイメージした店舗で、30代~50代のオフィスワーカーをターゲットにしているそうだ。お酒と共に本格的な十割蕎麦が食べられるのは、蕎麦好きとしてはすごくありがたい。
「台湾・和食エリア」の一番奥に店を構えるのは、「産直牡蠣と生まぐろ かば」。全国から取り寄せる旬の牡蠣と、近代マグロや国産本マグロを使ったまぐろ料理がメインの和食居酒屋だ。品川駅周辺は海鮮居酒屋が多いエリアだが、牡蠣とまぐろに特化した店はあまりないのだとか。産地が異なる3種類の牡蠣を提供する「産直生牡蠣3三種食べ比べ」等が売り。
続く「アジアン肉エリア」には、秘伝のスープで煮込んだ煮込みと厳選された素材に絞った串カツをメインに、手軽なお酒のアテが揃った「煮込み串カツ 福介」、A4ランクの和牛にこだわった鉄板ステーキが売りの「鉄板バル 和牛4番 マーチン」が並ぶ。まったくジャンルの異なる肉料理が楽しめるのが面白い。
もう一方の横丁入口前にあるのは「タイ屋台食堂 センディーストリート」。特製ダレに漬け込んだ丸鶏を弱火でじっくり焼き上げた「ガイヤーン」を「シンハー生ビール」で流し込めば気分はタイ旅行。
入口右手にある「韓国屋台 鍋の店 韓チャン」は韓国屋台が再現されており、本場のサムギョプサルやブテチゲが最高の気分で楽しめるお店。豚バラ肉をジュージュー焼き上げる音と匂いには、自然に吸い込まれてしまうかも。
そしてもう一店舗、吸い込まれそうなお店が。見るからに中高年世代の心を捉えそうな「ミュージック喫茶&バー クリームソーダ」だ。まさに横丁ならではの、昭和テイストが溢れる、純喫茶とバーを融合させたお店。
カラオケもできるというから、小指を立てつつマイクを握り、自分だけの懐かしの青春タイムを過ごしてみたい。また、横丁内の全店のメニューを出前できる唯一の店ということで、しっかり食事を楽しみながらくつろぐことができる。
賑やかで尚且つ懐かしい雰囲気にホッと一息つきながら、さまざまなグルメが楽しめる「輝け!品川ゴールデン横丁」は、まさにコロナ禍で疲れた勤め人の心のオアシス。昼でも夜でも、フラッと気軽に訪れてみてほしい。
●information
「輝け!品川ゴールデン横丁」
東京都港区港南2丁目3-13 品川フロントビルB1
営業時間:ランチ11:30~14:00 / ディナー17:00~23:00
休:不定休