米AMDは10月22日(現地時間)、Windows 11環境下でRyzenプロセッサの性能が低下する問題に対処するチップセットドライバ「バージョン3.10.08.506」の配布を開始した。既にドライバー配布ページからダウンロードして適用できる。
AMD Ryzenプロセッサを搭載するシステムで、Windows 11をインストールするとCPU性能が低下する不具合が発生していた。L3キャッシュへのレイテンシ増大とスケジューリング機能「UEFI CPPC2」で問題が起こっており、今回のチップセットドライバではこの内「UEFI CPPC2」に対処する。
なお、L3キャッシュへのレイテンシ増大は10月21日に提供が始まったWindows Update「KB5006746」で修正されており、これでWindows 11環境下におけるRyzenプロセッサの性能低下は解決される見込みだ。