テレビ朝日とABEMAの共同ドラマ『言霊荘』(毎週土曜23:00~)でフリーアナウンサー役を務める女優の堀田真由が、このたび同局の住田紗里アナウンサーにアナウンス指導を受けた。あす23日放送の第3話では練習の成果が披露され、住田アナも出演する。

  • 左から堀田真由、住田紗里アナウンサー=テレビ朝日提供

言霊荘は、とある女性限定マンションで放った言葉が現実となり、言霊という人ならざる者に住人女性たちが次々と苛まれていくという美しき禁断のホラードラマ。先週放送された第2話ラストのネットニュース番組シーンでは、3号室の住人でフリーアナウンサーの小宮山綾子(堀田)が原稿を読む姿が。プロのアナウンサーそのものといった声のトーンや表情に、SNSでは「めちゃくちゃうまい!」と驚きの声が上がっていた。

住田アナの指導当日には、ドラマの台本の他にアナウンサーが研修で使用するアナウンス教本も用意され、堀田は興味津々。まず劇中のニュース原稿を堀田が読んでみると、住田アナは「1年目の自分とは比べ物にならない」と大絶賛。それでも細かくアドバイスを受け、堀田は「お芝居の時とは言葉の使い方が違うんですね」と難しさを感じた様子で、改めて「アナウンサーの方々は、本当にすごいなって思いました」と語った。

「音の高さが大事」といった教えをすぐにマスターしながらも、アドバイスの一言一言をメモに取るなど、終始真剣に取り組んだ堀田。どんどんコツをつかんでいき、ただニュースを読むだけでなく「意味を捉えながら読む」、「リポーター風に読む」など読み方を変えながらステップアップ。「ニュースを読む際の表情」や「ニュースを読み終えた後のコーナーの締め方」など具体的な質問のたびに丁寧な説明を受け、最後は劇中のニュース原稿を住田アナに読んでもらい、その様子を自らスマホで撮影。「完コピできるよう、そのまま覚えて本番に挑みたいと思います!」と意気込んだ。

住田アナは、とあるテレビ局のアナウンサーとして第3話に登場。アナウンス指導の数日後に撮影が行われ、現場で再会した2人は大喜び。ドラマの撮影にやや緊張気味の住田アナに、今度は堀田がアドバイスを送っていた。

■堀田真由 コメント

アナウンサーの方々は本当にすごいなと、改めて思いました。同じ言葉を使う職業ですけど、お芝居を演じる時と、ニュースで沢山の方に聞いてもらうために言う言葉の使い方はまったく違うんだなということが勉強になりました。お芝居では、どちらかというと感情の方を優先させて、その後に言葉を落とし込んでいくので、特にその点で違いを感じましたね。

住田アナの指導はとてもわかりやすかったです。最初に出す声の高さを音階に例えてくださったので、自分の中にも落とし込めて、すごく有意義な時間でした。私は関西人でプライベートでは関西弁で、お仕事の時はできるだけ標準語をしゃべるようにしているのですが、イントネーションがかなり違うので困ることも多いんです。アクセント辞典があると教えていただいたので、買おうかなと思いました(笑)。

これまでさまざまな職業を演じる際にも見本を見せていただいて、それを完コピするようにしているのですが、今回も住田アナの見本を完コピできるよう、そのまま覚えて本番に挑みたいと思います!

■テレビ朝日 住田紗里アナウンサー

女優の方にアナウンス指導させていただくのは初めてで、最初はドキドキしました。でも、堀田さんが最初にニュースを読んでくださった時に、自分の1年目の頃と比べて遥かにお上手で、さすがだなって思いましたね。さらに堀田さんは関西のご出身だそうで、関西出身の方は無声化(=声帯を振動させないで発音すること)が苦手な方が多いんですが、私が先輩から教わったことを少し伝えたらすぐにコツをつかまれていたので、本当にすごいなと感じました。逆に私も勉強になりましたね。ただ、私がニュースを読んだものを「そのまま録音します」と言われた際には、あんまり大きい声では言えないんですけど、普段平常心でお伝えしているニュースよりも緊張しました(笑)。