ナリス化粧品は10月20日、「女性のメイクに関する使用実態調査」の結果を発表した。調査は10月1日~14日、15歳〜54歳の女性2,111名を対象にインターネットで行われた。

  • 現在のメイクアイテムの使用状況

    現在のメイクアイテムの使用状況

  • 2019年11月調査時のメイクアイテムの使用状況

    2019年11月調査時のメイクアイテムの使用状況

現在のメイクアイテムの使用状況について聞いたところ、「(うまく+まあまあ)使いこなせている」と回答した人の割合が多いアイテムは、「ファンデーション」(43.3%)、「アイブロウ」(42%)、「アイシャドウ」(41.3%)が上位に。

これら使用者の多いアイテムについて、2019年11月~2020年1月に実施した同様の調査と比較すると、コロナ禍以前は、使用者が多い順に1位「ファンデーション(88.5%)」、2位「アイブロウ(80.5%)」、3位「口紅(79%)」だったが、今回の調査では、1位「ファンデーション(78.7%)、2位「アイシャドウ(76.4%)」、3位「アイブロウ(76%)」という結果に。1位の「ファンデーション」は使用者が約10%減少、「アイシャドウ」や「アイブロウ」も若干減っており、女性のメイクそのものへの意識が、コロナ禍以前と比較して薄れていることがわかった。

一方、使用者が増えたのは、「ノーズシャドウ」で33.6%から40.5%に増加。また、「マスカラ」が62.1%から64.6%、「コンシーラー」が52.4%から54.5%、「ハイライト」が45.6%から47.1%に微増するなど、マスク着用による顔の印象の平坦化を補うアイテムが軒並み上昇。それ以外はすべて減少傾向となった。

  • マスクをつけている時とつけていない時のメイクは同じですか?

    マスクをつけている時とつけていない時のメイクは同じですか?

続いて、マスクをつけている時とつけていない時とでのメイクの違いについて調査を行った。その結果、マスクをつけていてもいなくても「同じ派」が47.3%、「違う派」は46.7%と半々。年齢による差やメイクの好き嫌いによる差は見られなかった。

マスクをつけている時も同じメイクをしている理由を聞いたところ、「マスクを外した顔を見られるから」(42.9%)、「メイクを変えるのが面倒だから」(38.6%)が上位に。次いで「マスクの着用の有無に関わらず、自分が好きなメイクをしたいから」(31.8%)、「モチベーションがあがるから」(30.9%)が3割超で続き、自分の気持ちのコントロールにメイクをうまく取り入れている女性も多いことがわかった。

  • マスクの有無によるメイクの違い

    マスクの有無によるメイクの違い

次に、マスクの有無によるメイクの違いを教えてもらったところ、全体的にマスクをつけている時は、つけていない時と比較して、メイクをしていないアイテムが多い傾向に。

「マスクをつけている時の方がしっかりメイクしている」アイテムとしては、「アイシャドウ」「アイライナー」「マスカラ」「アイブロウ」など、目元に関するアイテムが多く、対して、「マスクをつけている時の方がメイクをしていない」アイテムは、「口紅」や「チーク」など、マスクで隠れる部分が多かった。