10月29日公開の映画『アイの歌声を聴かせて』の公開直前イベントが21日、都内で行われ、福原遥、工藤阿須加、メイプル超合金のカズレーザーが出席した。
『イヴの時間』、『サカサマのパテマ』などで海外からも注目を集め、アニメーションの新たな可能性を切り拓いている吉浦康裕監督が、自身が得意とする「AI」と「人間」の関係というテーマを、高校生たちが織りなす瑞々しい群像劇で描いた本作。ちょっぴりポンコツなAIの主人公・シオンに土屋太鳳、もうひとりのヒロイン・サトミに福原遥、幼馴染のトウマに工藤阿須加が声を担当。本作で声優初挑戦となったカズレーザーがシオンたちの担任を演じている。
公開を直前に控えたこの日のイベントは、カズレーザーがMC役を務めて実施。本作の感想を求められた福原は「感動し過ぎて言葉にならないぐらいでした。現実とAIのキラキラした世界観も素敵だし、土屋太鳳さんの歌声もめちゃくちゃ感動して本当に素敵な作品だと思いました」と絶賛し、工藤も「すごく愛が溢れている映画だと感じました。土屋太鳳さんの歌声もですが、キャストの皆さんの声が素敵で、大好きな作品になりました」と気に入った様子。また、普段の芝居と異なる声優業について、初挑戦のカズレーザーが「自分のペースで喋れないから難しいですね」と振り返り、何度か経験のある福原も「自分が映ってないので表情や身体全体で表現できない部分があります。声で色々表現できないのは毎回難しいと思います」と苦労を語った。
この日はSNSで募集した学生とリモート中継を結び、福原と工藤が学生の悩みや質問に答える特別授業も実施。「好きな人に振り向いてもらえるコツは?」という男子学生の質問に工藤は「好きな人のことをよく知ることが大事で焦らないこと。僕が学生の時、好きな人の連絡がどうしても知りたくて、あいさつしかしたことがなかったのに連絡を教えてもらおうとしたら警戒されちゃいました。悪い噂が広まって嫌な思いをしたことがあります」と過去の失敗談を明かし、カズレーザーも「持久戦に持ち込んでください」とアドバイスした。
最後に福原がカズレーザーに質問することとなり、福原が「家に帰ってやらなくてはいけないことがあるのにいつも睡魔に襲われて出来ないんです。良い方法はありますか?」と悩みを打ち明けると、カズレーザーは「福原さんっておきれいじゃないですか。だから掃除をしない。しなくても大丈夫です。汚い訳がないんですから。めちゃくちゃお仕事している訳ですから意外と何かのタイミングでやりますよ。毎日気しなくてもいいと思います。論破ですね」と回答。続けて「家に帰るまでやるようにしてますね。作業場とか事務所の会議室とか、外でやって家では寝る。家では何もしません。これ結構オススメです」とアドバイスを送っていた。映画『アイの歌声を聴かせて』は、10月29日より全国公開。