京都市交通局は20日、来春の営業運転開始をめざし、試験運転や各機器の調整を行っている地下鉄烏丸線の新型車両に採用された、京都の伝統産業素材・技法を活用した「京都市交通局章」「標記銘板」「釘隠し」「吊手」の販売を開始したと発表した。
京都市交通局章は金属工芸を採用しており、額縁入りで販売され、価格は11万1,000円。標記銘板は工芸品の京象嵌(きょうぞうがん)で作成され、車号・事業者が表記されている。額縁入りで販売され、事業者標記の価格は23万5,800円、車号標記の価格は18万3,000円。釘隠しは金属工芸を採用しており、「サトザクラ」「シダレヤナギ」「タカオカエデ」「ツバキ」の4種類を用意。それぞれ額縁入りで販売され、価格は4万5,000円。
吊手は北山丸太と京くみひもを使用しており、「四つ組 / 菫(すみれ : 春)」「唐打(からうち) / 撫子(なでしこ : 夏)」「静海(せいがい) / 青朽葉(あおくちは : 秋)」「八つ組 / 氷重(こおりがさね :冬)」の4種類を用意。それぞれ桐箱入りで販売され、価格は3万4,500円となる。
京都市交通局協力会ECサイトにて申込みを受け付け、すべての商品において納期は約3カ月とされ、送料が別途必要となる。なお、これらの商品は11月1日から京都市ふるさと納税の返礼品としても出品され、各返礼品の寄付金額など詳細は京都市交通局協力会のサイトにて確認できる。