インターグロースが運営するWEBメディア「BEST VAPE」では、たばこを吸い始めたきっかけについて、9月7日~9月13日の期間で10~60代の一般男女500名を対象にアンケート調査を実施。その結果を10月20日に発表した。

  • たばこを吸い始めたきっかけは何ですか?

はじめに、この記事の主題でもある「タバコを吸い始めたきっかけ」を聞いた。

すると、1位は「かっこいいと思ったから」が28%、2位は「どんなものか気になったから」が26%、3位は「なんとなく吸い始めた」と「人から勧められたから」が21%で同率となった。

続いて、タバコに興味を持ったきっかけは一体なんなのか。アンケートに答えた人の意見をまとめた。

「かっこいいと思った」ことがきっかけでタバコを吸い始めた人の意見では、ドラマや映画、漫画などの影響を受けており、特に男性にその傾向が見られた。40代はルパン三世や西部警察から、20代はワンピースからと年代ごとに影響を受けている作品が異なっているのも特徴だ。

次に興味関心を持った人の中でも「どんなものか気になった」と回答した人の意見をを紹介していく。

まず注目すべきが「かっこいいと思ったから」と答えた人と比較して、「どんなものか気になった」と回答した人は圧倒的に女性が多いという。例えば、28歳の女性は父親がタバコを吸っていることをきっかけとして、34歳女性の方は居酒屋での仕事をきっかけとして、それぞれ喫煙を開始していた。

いずれも興味関心を持つ点は共通しているが「かっこいい、憧れる」といった気持ちは持っていない点が男女の違いとしてあったことがわかった。

続いて「なんとなく吸い始めた」人の意見は、「タバコと接点がある」人が非常に多かったという。両親が喫煙者だった、周りの友人が吸っていたなど、積極的ではないものの、周囲の影響から無意識の部分でタバコに関心を持っていた人が多い。

また、「ストレス」をきっかけとしている人が多かったのも注目すべき点。就職活動や仕事、人間関係など、日常生活でのストレスのはけ口としてタバコを選んでいるが、やはりその場合でも周囲に喫煙者がいることがきっかけになっているケースが大半だという。

最後に「人から勧められたから」と回答した人の多くは「大学や会社の友人、同僚、先輩」に勧められて喫煙をはじめたと答えている。中でもよく出てきたワードは「サークル」「飲み会」「喫煙所」の3つ。学生時代はサークルのノリや飲み会で、社会人になると飲み会はもちろん仕事の付き合いの喫煙所で、それぞれ喫煙を勧められるようだとのこと。

  • 禁煙したいと思ったことはありますか?

続いて「禁煙したいと思ったことはあるか?」と質問したところ、禁煙したいと思った人は全体の82%と大半の喫煙者が禁煙をしたいと考えていることが分かった。

割合にして8割を超える結果となっており、吸うきっかけに関わらず大半の人が禁煙に興味を持っているようだ。

  • タバコを吸い始めたことを後悔していますか?

最後に、「きっかけと後悔」に関して調査。「タバコを吸い始めたことを後悔していますか?」と質問をすると、後悔していない人が「56%」とわずかに半数を上回った。

  • きっかけと後悔の相関関係

次にきっかけごとに、「後悔していない」「後悔している」2つのグループに分類。その結果、タバコを吸い始めたきっかけに関わらず「後悔していない人の方が10%〜20%程度上回る」という一貫した傾向が得られた。

どのようなきっかけで吸い始めても、後悔していない割合が50%代、後悔している割合が40%代となり、「タバコを吸って後悔するかどうかにきっかけは関係ない」ことが分かったという。