シグマは10月19日、YouTubeでオンライン発表会「SIGMA STAGE ONLINE」を実施し、同社初となるAPS-Cミラーレスカメラ専用の大口径標準ズームレンズ「18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary」を発表した。ソニーEマウント用とLマウント用をラインナップし、希望小売価格は73,150円。
シグマとしては初めて、APS-Cセンサーを搭載するミラーレスカメラ専用となるコンパクトなズームレンズ製品。フルサイズセンサーを搭載するカメラでも使用できるが、APS-Cフォーマットでのクロップ設定が必要になる。一例として、同社製フルサイズセンサー搭載カメラ「fp L」では約2,600万画素、「fp」では約980万画素で撮影可能。クロップ設定を適用しても、両製品ともに4K UHDでのビデオ撮影を行える。
焦点距離は35mm判換算で27~75mmをカバーし、ズーム全域でF2.8の明るさを実現。フォーカス機構にはステッピングモーターを搭載することで、高速かつ静粛なAF動作を行える。鏡筒はアルミニウムに近い熱収縮率を持つポリカーボネイト「TSC(Thermally Stable Composite)」素材だが、カメラとの装着部には堅牢な真鍮製マウントを採用している。その他の主な仕様は以下の通り。
- 対応マウント:ソニーE / Lマウント
- 焦点距離:18~55mm(35mm判換算:27~75mm)
- レンズ構成:10群13枚(SLD×1、非球面レンズ×3)
- フォーカス機構:インナーフォーカス(ステッピングモーター)
- 絞り羽根:7枚(円形絞り)
- 最小絞り:F22
- 最短撮影距離:12.1~30cm(ワイド端~テレ端)
- 最大撮影倍率:1:2.8~1:5(ワイド端~テレ端)
- フィルターサイズ:55mm
- 本体サイズ(最大径×全長):65.4mm×74.5mm
- 重さ:290g
- 付属品:フロントキャップ 「LCF-55Ⅲ」、花形フード「LH582-02」、リアキャップ 「LCR Ⅱ」