岡田准一が主演を務める映画『燃えよ剣』(10月15日公開)の場面写真が18日、公開された。

映画『燃えよ剣』

映画『燃えよ剣』

同作は岡田演じる土方歳三を主人公に、新選組志士たちの人生と激動の幕末を描く。『関ヶ原』(17)、『日本のいちばん長い日』(15)などで知られる原田眞人監督が、司馬遼太郎の同名小説を原作にメガホンを握り、新選組局長・近藤勇を鈴木亮平、美しき剣士・沖田総司をHey! Say! JUMP・山田涼介が演じる。

15日に公開されると、週末興行収入ランキングではNo.1の大ヒットスタートを記録した同作。今回、土方歳三(岡田准一)、沖田総司(山田涼介)がそれぞれが想い人と寄り添う新場面写真が公開された。土方はお雪(柴咲コウ)、沖田は糸里(阿部純子)とともに静かに身を寄せ合い、心通わせる姿が美しく映し出される。

「新選組」としての誇りと信念を胸に、命を懸けた危険な戦いに身を投じる土方と沖田。写真では、そんな彼らが決して戦場では見せることのない表情を浮かべており、お雪と糸里に対する深い愛の絆を感じさせる。一方で、血に染まる沖田と彼を抱き寄せ涙を流す糸里の姿からは、激動の時代によって引き裂かれていく彼らの切ない運命の結末も予感させる。

原作ではフィクションでありながら「司馬遼太郎先生にとって特別思い入れのあるキャラクター」と原田監督が明かす“お雪”を演じた柴咲コウは、運命の出会いを果たした土方とお雪について、「人間の輝く部分とその裏側にある影の部分の両面で惹かれ合うものがあったと思う」とコメント。土方を演じた岡田とは、あまり多くの言葉を交わすことはなかったものの、「(土方とお雪の)見えない絆というものがどんどん深まるようなお芝居だった」と充実した撮影当時を振り返っている。

そんな柴咲に対し、原田監督や岡田も「表情のニュアンスから繊細さと美しさを醸し出していて、すべての瞬間をお雪として生きていた」(監督)、「立ち姿もキレイで、現場ではいつも美しいと思っていた」(岡田)とそれぞれ絶賛している。

(C) 2021 「燃えよ剣」製作委員会