中京テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店 2時間スペシャル!』が、きょう19日(19:00~)に放送される。

  • そば屋に弟子入りした『オモウマい店』のAD(右)=中京テレビ提供

埼玉県滑川町からは、大きな庭付き屋敷を店舗としている、地元の人々から愛されるそば屋が登場。そば粉10:小麦粉1の外1そばと呼ばれる手法の「もりそば」(800円)は、丁寧に切りそろえられた細めのそばが特徴。客からも「日本で一番と思って来てます」といった絶賛の声が相次ぐ。

「そば食わない、嫌い嫌い、手抜きはしてないぜ」と笑ってみせる70代の名物店主は、その一挙手一投足が豪快そのもので、人をグイグイと惹き付けるパワーの持ち主。庭先の道に見える子供たちに「道路の真ん中危ないから車気ぃ付けろよ!」など声をかけるほどの面倒見の良い店主は、これまでに35人の弟子を取るなど、後進の育成にも励んでいるが、そんな彼の計らいでその日から屋敷に泊まることになった番組ADも弟子入りすることに。

「36番!」と呼ばれ、皿洗いや掃除から始まったが、店主が打ったそばを切る大役をも担うことに。最初は散々な結果に終わったものの、テレビの仕事と並行しての厳しい修業の結果、店主も認めるほどの驚きの成長を見せる!?

番組初上陸となる四国からは、徳島県にある幼なじみの2人で営むラーメン店が登場。名物は山のようにうず高く盛られたチャーハン。“半々チャーハン”ですら、ご飯約3合、卵3個を使う大ボリュームで値段も300円。「半チャーハン」(550円)はご飯約5~6合。「チャーハン(並)」(1,000円)はご飯約8合。「チャーハン(大)」ともなると、ご飯約12合の超ド級のボリュームながらも1,150円という破格の価格だ。店主2人は「米では儲けないって決めた」と語る。

店主2人は中学時代からの幼なじみで、いまだに一緒に遊びに行くほど仲良し。常連として通っていた店が閉店すると聞き、思い出の味を守ろうと店を継いだのだという。人との縁をとても大切にする2人のもとには、多くのお客さんたちが集う。

番組で検証している仮説「2階が自宅のお店は安くてウマい店!?」をもとに今回発見したのは、千葉県なのになぜか「名古屋」という店名を掲げるそば店。名古屋にある、きしめんのお店からの暖簾分けだという。

北海道産のそば粉から打つそばと、4種の節から出汁を取った自家製つゆが特徴の本格派だが、「特盛を食べられない人が食べる」という「特盛もどき」(1,210円)ですら6.5人前もの量。他にも「上天丼セット」は丼からはみ出すくらいの天ぷらとそば付きで1,280円など、すべてがサービス価格。「お店に食べに来てお腹いっぱいにならなかったら悲しいじゃない」と語る店主夫婦はそのサービス精神で、スタッフにも1日3食、メニュー同様の食事を出してくれるほどだ。

70代後半の女性店主が営む栃木県足利市の焼きそば店は「東京オリンピックのときからやっていた」という超老舗だが、店の奥にある座敷に案内されると、そこは干された洗濯物にタンス、仏壇までが置かれた、生活の気配漂う居間そのものの空間。店主が時折調理場から顔を出し、「食べるかい?」とシュークリームをもってきてくれたり、仏壇へのお供え物を置くようにお願いされたりと、まるでおばあちゃんの家に来たかのような雰囲気だ。毎日来ているという人や、60年間通っているという人もいるほどのなじみの客たちは、店内で寝転がったり、歯を磨いたりと、まるで自分の家かのようなアットホームっぷりで、店主も客と一緒に座敷で寝そべっている。

名物の「焼きそば」は、2種のソースが決め手で、みそ汁や付け合せがついて300円、そばも北海道産のそば粉を使って打つ自家製で「もりそば」は500円とお得な値段。元々は夫婦で営んでいたお店だが、12年前にご主人は他界。それからは何かにつけて常連や友人たちが一緒に店を支えてくれているのだという。