コシナは、クラシックな外観を備えた中望遠レンズの新製品として、ニコン一眼レフのFXフォーマットに対応する「APO-SKOPAR 90mm F2.8 SLⅡS」と、ミラーレス向けVMマウント仕様「APO-SKOPAR 90mm F2.8 VM」の2製品を発表した。希望小売価格はニコン一眼レフ向けが74,800円、ミラーレス向けが99,000円。
両製品ともに、7群7枚の光学系に5枚もの異常部分分散ガラスを採用する中望遠レンズ。製品名の通りアポクロマート設計となっており、軸上色収差を極限まで低減している点が特徴だ。鏡筒は総金属製。VMマウント用はシルバーとブラックの2種類で、ニコン一眼レフ向けにはブラックリムとシルバーリムの2種類を用意する。一眼レフ用のマウントはCPU内蔵ニコンAi-S互換で、Aiカプラーも搭載して往年のフィルム一眼レフカメラでも使用できる。それぞれの主な仕様は以下の通り。
ニコン一眼レフ用「APO-SKOPAR 90mm F2.8 SLⅡS」
- 製品名:APO-SKOPAR 90mm F2.8 SLⅡS
- 焦点距離:90mm
- レンズ構成:7群7枚
- 絞り羽根:9枚
- 最短撮影距離:0.9m
- 最大撮影倍率:1:8.1
- 本体サイズ(最大径×全長):66.3×41.0mm
- 重さ:260g
VMマウントのミラーレス用「APO-SKOPAR 90mm F2.8 VM」
- 製品名:APO-SKOPAR 90mm F2.8 VM
- 焦点距離:90mm
- レンズ構成:7群7枚
- 絞り羽根:10枚
- 最短撮影距離:0.9m
- 最大撮影倍率:1:8.1
- 本体サイズ(最大径×全長):53×60.0mm
- 重さ:250g