シャープは10月18日、技術展示会「CEATEC 2021 ONLINE」メディアデーにおいて、テレビの新ブランド名「AQUOS XLED(アクオス エックスレッド)」を発表。ミニLEDと量子ドット技術の導入を特徴としており、製品の詳細については近日中に発表予定。

  • AQUOS XLED(アクオス エックスレッド)

AQUOS XLEDは、明るいリビングで見やすく色鮮やかな液晶テレビと、シアター用途に適した明暗表現力を持つ有機ELテレビの両方の特徴を併せ持つ、新たな大画面テレビのブランド名として訴求していく。

ミニLEDをバックライトに採用し、量子ドット技術も導入。これにより、ピーク輝度と映像の黒表現の向上をねらう。

映像と音の一体感を高めるイマーシブな音響システムを備え、さらに狭額フレームを採用することで、テレビが空間に溶け込む外観デザインとした。

なお、シャープはCEATEC開催に先がけてmini LED 次世代ディスプレイの試作機を展示していたが、同じ技術を盛り込んだテレビを「AQUOS XLED」ブランドで今後製品化していく模様だ。

CEATEC 2021 ONLINEの一般来場者向けの会期は10月19~22日。メインイベントへの入場には事前の無料登録が必要となる。

  • シャープが開発したmini LED 次世代ディスプレイの試作機(左)と、従来ディスプレイ(右)の比較デモ。CEATEC 2021 ONLINEに先がけて開催されたメディア向け内覧会で展示されていたもの