“今読むべきビジネス書・実用書・教養書”を厳選し、要約してそのエッセンスを伝える「flier(フライヤー)」。最新のトレンドを学んだり、読みたい本を見つけたりするためのツールとして、学割プランユーザーを含めて累計86万人に活用されています。

この記事では「就活の武器になる本3選」と題して、自分の強みを見つけ、自分に合った企業・仕事の内定を勝ち取るための味方になってくれる本を紹介します。気になったものがあれば、ぜひ書店で探してみてくださいね!

自己分析にぴったり!「向いてる仕事」診断

1冊目は『「向いてる仕事」を見つけよう』(トム・ラス著、児島修訳、ダイヤモンド社)です。

だれしも、自分に向いている仕事につきたいと考えるものでしょう。とはいえ、社会人経験のない学生にとっては、自分にぴったりの仕事なんてわからなくて当然です。自己分析をしたりいろんな会社について調べたりしてもピンとこず、不安になっている人もいるのではないでしょうか?

そこでおすすめしたいのは、本書を読んで、自分の特性を知ること。あなたは「始める力」「意見する力」「教える力」「ビジョンを描く力」のうち、どの力に秀でているタイプでしょう? それぞれを簡単に表現すると、「判断や行動が速い人」「プロジェクトの問題点に気づける人」「人を育てる人」「チームをまとめる人」というニュアンス。周囲を見渡すと、「いるいる!」「あの人はこのタイプだ」と思い当たるところがあるかもしれませんね。

本書にはアクセスコードが付属しており、指定されたウェブサイトで質問に答えていくと、あなたの特性がわかる仕組みになっています。就活を何からはじめていいのかわからないなら、まずこの診断を試してみてはいかがでしょうか。他己分析を兼ねて友だちと一緒にやってみても盛り上がるはず!

小説みたいにスラスラ読める、ロジカル・シンキングの本

2冊目は『そもそも「論理的に考える」ってどうすればできるの?』(深沢真太郎著、三笠書房)を紹介します。

ロジカル・シンキング(論理的思考)は、就活の成功に直結するスキル。ロジカルに考えることができれば、面接で筋道立てて話せたり、グループディスカッションで自信をもって発言できたりするはず。学生のうちに磨く機会がなかなかないスキルだからこそ、身につけておけば、他の学生に差をつけられること間違いなし!

本書は、広告会社に勤めるサオリと数学を専攻する大学院生・優斗の会話を中心としたストーリー&クイズ形式で、ロジカル・シンキングの基本をわかりやすく教えてくれます。出張帰りのサオリと学会帰りの優斗が新幹線で隣り合わせたことから会話が始まり、サオリは優斗から「論理的に考える」コツを学ぶことに――というストーリーです。

「いつも理詰めで攻めてくる上司に悩んでいる」と打ち明けたサオリに優斗が提案するのは、反例を挙げる方法。「レバニラ炒めとニラレバ炒め、どちらが正しい?」というクイズを使って、反例の使い方をわかりやすく説明してくれます。

ロジカル・シンキングと聞くと難しく感じる人もいるでしょう。でも本書なら、ストーリーを楽しみながら、気軽に学べること間違いなしです。

「あの子はうまくいってるのに自分は……」とつらくなったら

3冊目は『ストレスの9割はコントロールできる』(鎌田敏著、明日香出版社)です。

これから始まる就活。自分をうまくアピールできるかな、どこからも内定がもらえなかったらどうしよう……と、今からストレスを感じている人もいるかもしれません。

本書を読めば、そんなあなたのストレスもすこし和らぐでしょう。たとえば、ストレスを溜めない習慣として紹介されているのが「自分をほめる」。1限に間に合った、アルバイトに行った、1社エントリーした……小さなことでもいいので、自分をほめてあげるクセをつけましょう。

「人間関係の距離を整える」にも注目です。就活がはじまると、自分以外の人がうまくいっているように思えたりして、友だちと気まずくなってしまうこともあるもの。そんなときは、相手との距離にフォーカスしてみましょう。自分や相手を変えようとするのではなく、一時的にすこしだけ距離を取るようにするのです。

はじめての就活なのだから、不安になるのは当然のこと。ストレスとうまく付き合って、心身の健康を大切にしてもらえたらと思います。

読書で自分磨きを

就活をはじめる前に読んでおきたい、あなたの武器になってくれるような本を紹介しました。「就活はまだまだ先!」という方も、早めに読んでおいて損はありません。

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