国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏、俳優の小野武彦が、小栗旬主演のTBS系日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』(毎週日曜21:00~)に出演することが17日、発表された。

  • 小野武彦(左)とモーリー・ロバートソン

1973年に刊行された小松左京による不朽の名作『日本沈没』を原作に、大きくアレンジを加えて新たに届ける本作。原作でも描かれていた「環境問題」を、現代に照らし合わせて鮮明に描き出す。主人公を含め登場人物をオリジナルキャラクターにし、2023年の東京を舞台を展開。沈没という目に見えない危機が迫る中で「見出していく希望」をテーマに描いていく。

このたび、24日放送の第3話に、地球物理学の世界的権威であるピーター・ジェンキンス教授役でモーリー・ロバートソンの出演が決定した。モーリーはジャーナリストである一方で、ミュージシャン、DJなど多彩な分野で活躍。これまでにもドラマ出演経験はあるが、TBSドラマへの出演は今作が初となる。

モーリーが演じるジェンキンス教授と香川照之演じる田所博士は、田所が渡米していた時代にともに研究をしていた旧知の間柄。お互いが「関わり合いたくない」という因縁の関係だが、互いを自分の次に優秀と認め合う仲でもある。アメリカの大学で教壇に立つ世界的権威のジェンキンス教授に、小栗旬演じる主人公・天海啓示が“ある理由”で英語でコンタクトをとることになる。この男は天海にとって救世主となるのか、敵となるのか・・・。

モーリーは「『かつて中学生の時にラジオドラマで聞いていたあの作品から出演依頼が来た・・・やばい! 急いで中身を調べないと!』ということで過去の映画版を観て撮影に臨みました。ドラスティックな災害が不意打ちで訪れた場合、人々はどう行動し、どんな選択をするのか? どう自分で自分の身を守るのか? などを考えるきっかけになる作品です。ジャーナリズムが権力におもねり、必要なことをなかなか伝えられない構造も浮き彫りになっています。お楽しみください」とコメントしている。

また、松山ケンイチ演じる常盤紘一の父で「常盤グループ」を束ねる会長・常盤統一郎役で小野武彦の出演が決定した。風間杜夫演じる生島会長の「生島自動車」と同じく、日本のトップ企業の1つである常盤グループ会長の統一郎は、里城副総理(石橋蓮司)と繋がっており、大企業のトップならではの窮地に立たされることに。小野が、酸いも甘いも噛み分けてきた大企業のトップを説得力たっぷりに演じる。また、家業を継ぐことなく官僚として働くことを選んだ息子・紘一との親子関係にも注目だ。

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